最新記事

感染症対策

小池都知事「東京封鎖」回避へ、政府に入国管理体制強化など緊急要望

2020年3月27日(金)00時02分

新型コロナウイルスの感染者が拡大傾向にある東京都の小池百合子知事は26日、「国への緊急要望」を提出した。都市の封鎖(ロックダウン)の回避に向けて検疫・入国管理体制の強化などを求めたほか、あらゆる手段を総動員した感染対策や経済対策に取り組むよう訴えた。写真は2017年10月、東京で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

新型コロナウイルスの感染者が拡大傾向にある東京都の小池百合子知事は26日、7項目の「国への緊急要望」を西村経済再生相に提出した。内閣府で記者団に明らかにした。

小池知事は、都市封鎖(ロックダウン)を回避するため7つの要望を提出したと説明。具体的には1)検疫・入国管理体制など水際対策の徹底・強化、2)軽症者対応基準の明確化、3)一時滞在施設の確保、4)学校封鎖基準の明確化、5)緊急経済対策、6)全自治体への財政措置、7)感染爆発重大局面における対応策の検討ーーを提示。特別措置法の運用方法を含めた対応方針に関する情報提供も要望した。

東京都内では、新型コロナウイルスの感染者が増えており、「オーバーシュート」が起こるのではないかという懸念がある。小池知事は、オーバーシュートの判断基準は、有識者の見解を待って確認したいとした。

東京都内で外出の自粛要請が出されたことを受けて、都内のスーパーなどでは一部の商品が品薄になっている。それについて知事は「お互い、社会を円滑に進めるため、十分な物資はあるので冷静な対応をお願いしたい」と述べた。

*内容を追加しました。

(浜田寛子)

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・欧州当局「新型コロナウイルス、夏に終息の公算小 高温多湿でも活発」
・新型コロナウイルス感染症で「嗅覚がなくなる」という症例が多数確認される
・新型コロナ、急がれる医薬品開発──抗ウイルス薬やワクチンがなかなかできないのはなぜ?


20200331issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年3月31日号(3月24日発売)は「0歳からの教育 みんなで子育て」特集。赤ちゃんの心と体を育てる祖父母の育児参加/日韓中「孫育て」比較/おすすめの絵本とおもちゃ......。「『コロナ経済危機』に備えよ」など新型コロナウイルス関連記事も多数掲載。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは158円前半でもみ合い、米欧対立へ

ワールド

ベネズエラ、トランプ氏の改編画像に対抗 公式地図の

ビジネス

ゲイツ財団とオープンAI、アフリカ支援で連携 保健

ワールド

トランプ氏専用機、電気系統トラブルで引き返し 機体
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」の写真がSNSで話題に、見分け方「ABCDEルール」とは?
  • 2
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 3
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 4
    「耳の中に何かいる...」海で男性の耳に「まさかの生…
  • 5
    「死ぬところだった...」旅行先で現地の子供に「超危…
  • 6
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 7
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 8
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 9
    トランプが「NATOのアメリカ離れ」を加速させている…
  • 10
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 8
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 9
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中