最新記事
英王室

ヘンリー王子とメーガン妃、クリスマスは女王と別行動!?

Meghan Markle and Prince Harry Won't Spend Christmas with the Queen

2019年11月15日(金)14時45分
トゥファエル・アフメド

英戦没者記念日にウェストミンスター寺院を訪れたヘンリー王子とメーガン妃(11月7日) Hannah McKay-REUTERS

<王室の慣例を破りメーガン妃の母と休暇を過ごすという発表にバッシングが再燃>

バッキンガム宮殿は11月13日、ヘンリー王子一家が今年のクリスマスをエリザベス女王らとは別々に過ごす予定であることがわかった。

英王室のメンバーは毎年、クリスマスは東部サンドリンガムにある女王の邸宅で、女王と一緒に過ごすのが慣例となっている。だがヘンリー王子、メーガン妃と息子のアーチー君は11月末から「長期休暇」でイギリスを離れるとみられており、クリスマスはメーガン妃の母ドリアと一緒に過ごすことにしたという。11月7日のイギリスの戦没者追悼式に出席した後、アメリカで休暇を入ってそのままクリスマスを迎える説が有力だ。

バッキンガム宮殿の報道官は13日、次のような声明を発表した。「サセックス公爵と公爵夫人は、今月末から家族でゆっくり時間を過ごされるのを心待ちにされています。過去2年のクリスマスはサンドリンガムで過ごされてきたので、今年のクリスマス休暇は新しい家族として、公爵夫人の母ドリアさんと一緒に過ごされる予定です」

さらに声明はこう続く。「夫妻は、以前ほかの王室メンバーが作られた先例にのっとってこの決定をされました。女王陛下もその決定を支持しておられます」

ヘンリー王子とメーガン妃は先日、メディアや国民からの批判や中傷に苦しんできたことを告白したが、この発表で2人に対する批判見がさらに噴出。タブロイド紙デイリー・メールは14日、「女王にはこんな不可解な欠席のないクリスマスがふさわしいのでは?」という見出しでこの問題を報じた。

10月にはタブロイド紙を訴える異例の決定

メーガン妃は10月、デイリー・メールの姉妹紙であるメール・オン・サンデーを提訴した。同紙が2018年に、メーガン妃が実父トーマスに送った私的な手紙を公表したことは個人情報の悪用であり、データ保護法違反にあたると主張したものだ。

ヘンリー王子は同紙が「毎日のように(メーガン妃を)中傷」したと批判。さらに「彼女が妊娠中で公務を休んでいたのをいいことに、嘘に次ぐ嘘」をでっち上げたと主張した。

10月にITVが放送したドキュメンタリー番組の中で、メーガン妃はアーチー君の妊娠中、タブロイド各紙の監視に苦しめられていたとも告白していた。

「女性は誰でも、特に妊娠中はとても傷つきやすいものです」と彼女は番組の中で語った。「だから本当につらかったです。特に赤ちゃんが生まれてからは、新米ママとして過ごしながら、そして夫との新婚生活も大切にしようとする中で、そうした問題にも直面したのですから」

さらにこうも語っていた。「ものごとをなんとかやり過ごすだけでは、十分ではありません。人生の意味はもっと違うところにあるのです。私たちは幸せにならなければならないのです」

さらにこうも語っていた。「ものごとをなんとかやり過ごすだけでは、十分ではありません。人生の意味はもっと違うところにあるのです。私たちは幸せにならなければならないのです」

<参考記事>ヘンリー王子との結婚「考えが甘かった」と重圧を語るメーガン妃、率直な告白に大きな反響
<参考記事>「英王室はそれでも黒人プリンセスを認めない」

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

原油先物2%下落、2週間ぶり安値 OPECプラス増

ワールド

拡大BRICSが外相会合、貿易保護主義に懸念表明 

ワールド

米、1カ国と貿易協定で合意と商務長官 国名は明かさ

ワールド

米、ウクライナ紛争終結へ進展なければ仲介役から退く
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 4
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 5
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 6
    中居正広事件は「ポジティブ」な空気が生んだ...誰も…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 9
    トランプの中国叩きは必ず行き詰まる...中国が握る半…
  • 10
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 8
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 9
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 10
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中