イラン政府報道官は26日、英領ジブラルタル自治政府に拿捕された後解放された同国の石油タンカー「アドリアン・ダリア」(グレース1から改名)について、タンカーに積載していた石油をイランが売却したことを明らかにした。

国営イラン放送(IRIB)が報じた。

売却先は明らかにしていないが、石油の購入者が同タンカーの目的地を決めるという。

米政府は今月18日のアドリアン・ダリア解放後、イランが米国の制裁に違反してシリアに石油を売却しないようあらゆる措置を講じると表明した。

リフィニティブの船舶データによると、アドリアン・ダリアは週末時点でトルコに向かっていたが、26日時点ではトルコに向かっていない。新たな目的地は不明。現在はギリシャの南方を航行している。

これとは別にイラン政府は、国内船舶の安全を確保するため、巡航ミサイルを搭載した海軍駆逐艦を配備したと発表した。

イラン国営プレスTVによると、駆逐艦はアデン湾に派遣された。

竹本能文

[ジュネーブ 26日 ロイター]

トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 世界宗教入門
2026年5月5日/12日号(4月28日発売)は「世界宗教入門」特集。

イラン戦争の背景にある三大一神教を基礎から読み解く[PLUS]宗教学者・加藤喜之教授の「福音派」超解説

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます