香港の労働組合、香港工会連合会(HKFTU)は23日、キャセイ・パシフィック航空に対し、「白色テロ」と呼ばれる社員への政治的弾圧を止めるよう要請した。キャセイ航空傘下のキャセイ・ドラゴンが客室乗務員組合の委員長であるRebecca Sy氏を解雇したことを受けたもの。
キャセイ航空は、中国当局の要請に応じ、政府抗議デモに参加したり指示した操縦士2人を解雇。前週、ルパート・ホッグ最高経営責任者(CEO)の辞任を発表した。
Rebecca Sy氏は23日会見し、同氏のフェイスブックの同氏のアカウントを管理職が確認した後、解雇されたと述べた。解雇理由の説明はなかったという。
「逃亡犯条例」改正案をきっかけとした政府抗議デモが長期化するなか、キャセイ航空の操縦士や客室乗務員からは、中国当局による政治的弾圧、解雇といった「白色テロ」が起きているとの声がでている。
[香港 23日 ロイター]

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