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ネット犯罪

リベンジ・ポルノに立ち向かうドイツの挑戦

「破局したら相手のヌード写真を削除せよ」という判決は卑劣な犯罪を防ぐ切り札になる?

2014年5月29日(木)13時48分
ジェス・ジマーマン

潜む危険 交際中の親密な姿がネット上に流出する被害が増えている BigStock

 恋愛や結婚が破綻した後、別れた腹いせに元パートナーの性的な写真をインターネット上に流出させる「リベンジ・ポルノ」。一度ネット上に拡散した写真を完全に消し去るのは非常に困難で、泣き寝入りしている被害者も多い。

 こうした事態を受けてアメリカでは、相手を苦しめる目的で性的な写真や動画を流出させた場合に犯罪として取り締まる法律が、ニュージャージー州やカリフォルニア州などで相次いで成立。イスラエルもリベンジ・ポルノを性犯罪と位置付けている。

 一方、ドイツのアプローチは一味違う。リベンジ・ポルノを法律で取り締まる代わりに、問題の根源である写真の存在そのものを消し去ろうというのだ。

 ドイツの裁判所は今週、恋人や夫婦が別れた後、手元にある性的な写真や動画を削除するよう相手に求められたら従わなければならないという判決を下した。つまり、交際中にヌード写真を撮らせることに合意したとしても、いつでもその合意を取り消すことができ、その権利は撮影者の所有権より優先される、というわけだ。

 ただし、ドイツにはリベンジ・ポルノを罰する明確な法律はない。そのため、元恋人に写真の削除を要求し忘れた場合には、わいざつな画像ををネット上に投稿されても手出しができないかもしれない。

 となるとやはり、どれほど愛し合っているつもりでも、ヌード写真の撮影には慎重になったほうがよさそう。どうしても撮りたいなら、一定時間を超えたら写真データが自動的に消滅するアプリ「スナップチャット」を使うのが無難かも。

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