<食べて、気づき、解決へ! 捨てられる食材を再活用した新たなおやつ体験>
世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや製品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えのもと、ニューズウィーク日本版はこの春、「SDGsアワード」を立ち上げました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。
見過ごされてきた健康食材に光をあてたおやつブランド「Any O'clock」
株式会社SL Creationsは、1970年の創業以来、添加物に頼りすぎることなく素材を活かしたオリジナルブランドの食品を生み出し、個人の顧客へ宅配するサービスを展開してきた。
そんなSL Creationsの新しいおやつブランドが「Any O'clock」だ。栄養が豊富であるにも関わらず廃棄されることの多い「米ぬか」や「おから」、形が悪く製品としては除かれてしまう食材など、「食品として価値があるのに捨てられてしまう食材」を使用した商品を展開している。現在のラインナップは、おからと米ぬかを原料に使用したクッキーや、添加物に配慮した酢昆布の2種類だ。
食材は本来、精製することなく「丸ごと(ホールフード)」食べるのが健康に良いとされている。実際に、白米を精製する家庭で廃棄される米ぬかなどの穀類の外皮には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、丸ごと食べることで栄養失調のリスク軽減に繋がると言われているが、多くの人は食味が悪いという理由で精白米を好んで食べている。
「昨今の日本人は健康状態に多くの問題を抱え、食材を精製することで廃棄物を常に生み出しています。これらの問題を一挙に解決する商品として、食べる場所を問わず、子どもからシニア層まで、男女関係なくおいしいと思える『機能性のあるおやつ』の企画に至りました」と、販売企画統括本部 販売企画部 広報室 秋山里実氏は語る。
おからと米ぬかを使ったクッキーは、パッケージもおからの再生紙を使用し、食べ終わった後はポストカードとしてリユースできる仕様となっており、廃棄物を減らす工夫がなされている。