最新記事
SDGsパートナー

アート×エシカル SL CreationsがAny O'clockで提案する「課題解決の美味しい方法」

2023年11月9日(木)14時42分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
Any O’clock SDGsアワード

ものづくりの起点から食品ロスを考えた栄養価の高い商品作りへのこだわり。

<食べて、気づき、解決へ! 捨てられる食材を再活用した新たなおやつ体験>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや製品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えのもと、ニューズウィーク日本版はこの春、「SDGsアワード」を立ち上げました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇


素材の良さを活かした食品宅配サービスを行う株式会社SL Creationsは、2022年4月に新たなおやつブランド「Any O'clock」の販売を開始した。このブランドの製品は、「米ぬか」や「おから」といった栄養が豊富であるにも関わらず捨てられている食材を使用することで、現代人の健康問題や食品廃棄への貢献を目指している。

見過ごされてきた健康食材に光をあてたおやつブランド「Any O'clock」

株式会社SL Creationsは、1970年の創業以来、添加物に頼りすぎることなく素材を活かしたオリジナルブランドの食品を生み出し、個人の顧客へ宅配するサービスを展開してきた。

そんなSL Creationsの新しいおやつブランドが「Any O'clock」だ。栄養が豊富であるにも関わらず廃棄されることの多い「米ぬか」や「おから」、形が悪く製品としては除かれてしまう食材など、「食品として価値があるのに捨てられてしまう食材」を使用した商品を展開している。現在のラインナップは、おからと米ぬかを原料に使用したクッキーや、添加物に配慮した酢昆布の2種類だ。

食材は本来、精製することなく「丸ごと(ホールフード)」食べるのが健康に良いとされている。実際に、白米を精製する家庭で廃棄される米ぬかなどの穀類の外皮には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、丸ごと食べることで栄養失調のリスク軽減に繋がると言われているが、多くの人は食味が悪いという理由で精白米を好んで食べている。

「昨今の日本人は健康状態に多くの問題を抱え、食材を精製することで廃棄物を常に生み出しています。これらの問題を一挙に解決する商品として、食べる場所を問わず、子どもからシニア層まで、男女関係なくおいしいと思える『機能性のあるおやつ』の企画に至りました」と、販売企画統括本部 販売企画部 広報室 秋山里実氏は語る。

おからと米ぬかを使ったクッキーは、パッケージもおからの再生紙を使用し、食べ終わった後はポストカードとしてリユースできる仕様となっており、廃棄物を減らす工夫がなされている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

次期FRB議長の条件は即座の利下げ支持=トランプ大

ビジネス

食品価格上昇や円安、インフレ期待への影響を注視=日

ビジネス

グーグル、EUが独禁法調査へ AI学習のコンテンツ

ワールド

トランプ氏支持率41%に上昇、共和党員が生活費対応
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...かつて偶然、撮影されていた「緊張の瞬間」
  • 4
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 5
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 6
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 7
    【クイズ】アジアで唯一...「世界の観光都市ランキン…
  • 8
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 9
    中国の著名エコノミストが警告、過度の景気刺激が「…
  • 10
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 10
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中