まるで落語「なんでこんなモノ持ってきた?」...変わり者たちの秘密基地、国立民族学博物館の舞台裏【民博特集1/4】
「申告しながらちょっと気になったんで、それ書類になんて書くんです? って逆に聞いてみました。そしたら『アイアン・デコレーション・フォー・ウッデン・ドアー』だって。なんだよ、それ。デコレーションじゃねーよ、ゴミ屑だよ。で、それ、いくらって書くんですか? ってさらに聞いたら、『ゼロ円』って」
先生は怒り心頭だが、まるで落語である。
「こんなんで呼び出されて、本当にね。こんなことやってるから、この30年、日本の経済がダメになったんだ!」
そこ?
展示の背景(うら)には人がいる。『変わり者たちの秘密基地 国立民族学博物館』では、本館展示場(常設展)の工夫や、博物館の目玉である超マニアックな特別展の作りかた、普段は見ることができない収蔵庫の秘密、そして民博の「中の人」である研究者たちのけったいな日常や研究について知ることができる。
博物館はモノを展示する場所だ。しかし、展示には必ず人の血が通っている。博物館で繰り広げられる人間ドラマは、大いに笑えて、そして少し泣けるエピソードが満載だ。
ミンパクチャン[著者]
ルポライター 市井の国立民族学博物館ファン。
樫永真佐夫[監修者]
国立民族学博物館教授/文化人類学者 1971年兵庫県生まれ。2001年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。2010年、第6回日本学術振興会賞受賞。著書に『道を歩けば、神話 ベトナム・ラオス つながりの民族誌』『殴り合いの文化史』(左右社)他多数。2023年より『月刊みんぱく』編集長。ボクシング、釣り、イラスト、料理など、いろいろする変人二十面相。
『変わり者たちの秘密基地 国立民族学博物館』
樫永真佐夫[監修]
ミンパクチャン[著]
CEメディアハウス[刊]
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