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首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマンスも変える「頸部トレーニング」の真実とは?

2025年8月30日(土)09時30分
ポール・ウェイド(元囚人・キャリステニクス研究家)

さらに、パンチを受けても頭の中で脳が揺れるのを防いでくれる。ボクシング番組のKOシーンの後では、解説者がよく「ガラスの顎」を話題にする。

しかし、重いパンチをくらっても笑っていられる能力は、顎が決めるものではない。実際は、強く安定した首を持っているかどうかで決まる。


監獄で首のトレーニングに時間が費やされる理由のひとつが、ここにある。不意に強烈なパンチをくらっても、即座に反撃体制に移ることができるからだ。

頸部(首)を鍛える技術も、一部のアスリート世界を除いて滅んでしまっている。そのため多くのアスリートにとって、もっとも弱い部位になっている。頸部にある筋肉を鍛える方法を教えられるパーソナルトレーナーもいない。

フィットネスライターが提案することといえば、小さなウエイトを頭につけ、レップス数が多い繰り返し運動をやれ、といった愚かな話ばかりだ。それどころか、重いウエイトを首につけるハーネス(馬具)のような器具さえある。

こういった哀れな繰り返し運動が、強力な頸部を生み出すことはない。頭の周りに重いウエイトを縛ったり垂らしたりすることは、絶対に避けなければならない行為だ。

頸部ハーネスはしつこい頭痛や首痛の原因となることで知られる、悪名高い代物だ。頸部をトレーニングするマシンのほとんどは、「鍛える」ことにばかり気をとられ、頸椎に与えるダメージを考慮していない。

健康的な頸椎をつくるのではなく、頸椎を破壊するために設計されているようにさえ見える。そんなものに近づいてはいけない。

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