最新記事
ビジネススキル

起業家や芸術家ら超一流から「成功の秘訣」を聞き出すための、12の「正しい質問」

2024年10月10日(木)18時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

アパトーが録音したインタビューの多くは、いっさい放送されることがなかった。それもそのはず、彼はラジオ番組をつくる気など毛頭なかったのだ。

高校を卒業する頃には、アパトーは自身が「ブループリント」「バイブル」と呼ぶジョークのネタ帳を完成させ、自分のスタイルを磨いて、キャリアを築いていくための材料をしっかりと集めていた。

成功者にインタビューするのは、次に紹介する「正しい質問内容」を用意すれば、その成功の秘訣を探る効果的な戦略となり得る。ラジオ局のDJのふりをする必要もない。ブログやポッドキャストがこれほど急成長している今の世の中であれば、専門家と話をするのもさほど難しくないだろう。

成功の秘訣を探る効果的な3つの質問

専門家と話をするときは、3つのカテゴリーで質問を考えるといい。

それは「道のりの質問」「プロセスの質問」「発見の質問」である。

<道のりの質問>

「道のりの質問」は、2つの目標を達成するようにつくり上げる。専門家の成功への道のりを掘り起こすことと、新人の頃の経験を思い出してもらうことだ。何も知らないところから、今の地位に辿り着いた専門家の軌跡がわかれば、自分もその道を辿るためのヒントが得られる可能性が高い。専門家に、その道に入った当時のことを振り返ってもらうと、当時の考え方を思い出しやすくなるので、より有益な助言がもらいやすくなる。

専門家に道のりを尋ねる場合、次のような質問ができるだろう。

・誰(の作品)を読んで、見て、研究して、仕事を学びましたか?
・最初の頃、どんな失敗をしましたか?
・あとで大して重要ではなかったとわかって、あんなに時間をかけなければよかったと思うことはありますか?
・これまでの教訓から、自分はどのような指標に常に注意していなければならないと思いますか?

<プロセスの質問>

「プロセスの質問」は、専門家のやり方の核心を突くものだ。仕事を成功させるために、具体的にどのようなステップを踏んでいるのかを探ることで、彼らの仕事へのアプローチを明らかにすることを目指す。この質問の答えからは、複雑な仕事の組立が明らかになるので、リバース・エンジニアリングを行ううえで特に重要である。

なお、仕事のやり方についてあまり広範な質問をぶつけても、部分的な情報しか得られないことが多いことを覚えておこう。これまで見てきたとおり、専門家の頭の中では多くのことが無意識のうちに行われていて、自分の行動に意識が向けられていない。

したがって質問は一般的すぎず、具体的すぎないようにすることが重要である。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、JPモルガンとCEO提訴 デバンキング

ワールド

欧州は行動の勇気欠く、ゼレンスキー氏が批判 ダボス

ビジネス

米国債保有増、8割が欧州 25年に「米国売り」見ら

ワールド

米エネ長官、世界の石油生産倍増を提唱 グリーンエネ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 2
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレアアース規制で資金が流れ込む3社とは?
  • 3
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている「とてつもなく巨大な」生物...その正体は?
  • 4
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の…
  • 5
    老化の9割は自分で防げる...糖質と結び付く老化物質…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 8
    ノーベル賞に選ばれなかったからグリーンランドを奪…
  • 9
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 10
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 3
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 7
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 8
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 9
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中