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著名な写真家・起業家チェイス・ジャービスが指南する「創造を生む習慣」

2020年6月5日(金)16時40分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

Witthaya Prasongsin-iStock.

<写真業界で活躍し、世界有数の学習プラットフォーム「CreativeLive」の共同設立者でもあるチェイス・ジャービス。彼はこう言う。クリエイティブになれば幸せになれる。そのために大切なのは「いま始めること」>

チェイス・ジャービスは、全米で最も影響力のあるフォトグラファーのひとりとして知られている。これまでにアップルやナイキ、レッドブルといった錚々たる一流ブランドのキャンペーンを手がけ、過去にはエミー賞にノミネートされた経歴を持つ。

さらに、写真共有アプリ「Best Camera」を立ち上げたのに続いて、世界トップクラスのクリエイターや起業家が講師陣に名を連ねるオンライン学習プラットフォーム「CreativeLive」の共同設立者・CEOという起業家としての顔も併せ持つ。

ここで講義にあたるのは、ピュリツァー賞、グラミー賞、アカデミー賞の受賞者に加えて、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストにランクインする作家、「ソートリーダー(Thought Leader)」と呼ばれる各分野の思想的リーダーたち、それに革新的な起業家たちだ。その数は700人以上。

2010年の立ち上げ以来、世界中の1000万を超える人々が「CreativeLive」の動画やポッドキャスト、記事などで学び、その累計学習時間は何十億分にもなるという。わずか数年で、クリエイティブ教育、起業家教育において世界有数のプラットフォームに成長した。

この成功を受けて、ジャービスの名はビジネスの世界でも広く知れ渡り、現在では「フォーチュン100企業」のアドバイザーも務めている。

そんな男が、本を書いた。写真でも教育でもなく、テーマは「創造性」。ジャービスがこれまでの人生で創造性について学んできたことの全てが詰まった1冊――『Creative Calling クリエイティブ・コーリング――創造力を呼び出す習慣』(多賀谷正子・訳、CCCメディアハウス)だ。

芸術だけでなく、ビジネスも家族の世話も創造である

あなたは自分の人生に夢中になれているか?――そう問われて、自信を持って「イエス」と答えられる人が、どれほどいるだろうか。

思いどおりの人生ではないとか、まだ自分の生き方を模索しているとか、人生には概ね満足しているが「夢中」と言えるほどではない、という人も多いだろう。

そんな人生の打開策となるもの、それは「クリエイティブ」かもしれない。クリエイティブになることを通して、もっと豊かで、奥深く、生きがいを感じられる、そんな望みどおりの人生を設計する方法を手にすることができる。

そう説くのが、ジャービスの『Creative Calling』だ。自分の内なる創造への欲求に従ったことで、失敗を乗り越えて人生を成功へ導いたジャービスが、創造性を生かす具体的な方法を伝授する。

なぜ、クリエイティブになると人生がよりよくなるのか。それは、創造的であれば、自分が心から求めているものが見つかり、自分の人生がどこに向かっているのか、どこへ向かうべきかがよく分かるようになるからだ、とジャービスは説明する。

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