最新記事
注目ニュースをアニメで解説

AI投資は間違いない...孫正義が「5000億ドルの賭け」に勝算の理由、イギリスには「秘密兵器」も?【アニメで解説】

2025年8月7日(木)19時01分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
孫正義とサム・アルトマン

ニューズウィーク日本版公式YouTube

<5000億ドルから18兆ドルへ──「最後の賭け」に勝算を見出す投資家・孫正義。自信の理由はイギリスの「秘密兵器」とGDPにあり?>

2022年には「ビジョン・ファンド」で大失敗。5兆円を超える損失を計上し、破綻寸前にまで追い込まれた孫正義──。

しかし、七転び八起きの投資家人生と、着実かつ大胆なAI投資戦略を見れば、彼の「勝ち」は明らかだ。

本記事では、本誌YouTubeチャンネルの動画【AI投資は間違いない】孫正義「最後の賭け」の行く末は/イギリスには「秘密兵器」の内容をダイジェストで紹介する。

◇ ◇ ◇

ソフトウエアの卸売業者として頭角を現した孫正義は、大胆な行動に出る天賦の才、若手起業家への信頼、どんな失敗からでも立ち直る能力を武器としてきた。

投資家としては、1995年、当時検索サイト最大手だった米ヤフー(Yahoo!)への投資が当たって、資産総額世界一の大金持ちになった。しかし、ヤフーは成長戦略を誤って失速してしまう。

米Yahoo!

だが幸運にも、孫は当時はまだ無名だった中国のEC企業アリババ(阿里巴巴)に2000万ドルを投じ、株式の34%を取得していた。

2020年のピーク時には、ソフトバンクの保有するアリババ株の価値は2000億ドル超に達し、ソフトバンクはその資産を担保に多くのベンチャー企業への投資資金を借り入れることができた。創業者ジャック・マーとのわずか6分の会談で決めた出資が、孫が這い上がるきっかけになったのだ。

アリババ創業者のジャック・マー

シリコンバレーの新興企業のCEOたちは孫の元に足しげく通う。一体なぜなのか?

ウーバー(Uber)CEOのダラ・コスロシャヒは「ソフトバンクの巨額の資本の大砲が自分に向けられるよりも、後ろから支援してほしいからだ」と語る。

ウーバーCEOのダラ・コスロシャヒ

そんな孫正義の次なる大砲が、2016年に買収したイギリスの半導体設計会社アーム・ホールディングス(Arm Holdings)だ。

アーム・ホールディングスと孫正義

■孫はいかにして「AI投資の賭け」に勝つのか?...詳しくは公式YouTubeでご覧ください

試写会
映画『タンゴの後で』トークイベント付き試写会 10組20名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

近日中に米ロ首脳会談、ロシア補佐官言明 ウクライナ

ビジネス

英中銀、予想どおり0.25%利下げ 5対4の僅差で

ビジネス

S&P、中国の格付けを「A+」に据え置き 見通し「

ワールド

相互関税、「15%」の認識に齟齬ないと米側と確認し
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 2
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの母子に遭遇したハイカーが見せた「完璧な対応」映像にネット騒然
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 5
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 6
    バーボンの本場にウイスキー不況、トランプ関税がと…
  • 7
    【徹底解説】エプスタイン事件とは何なのか?...トラ…
  • 8
    大学院博士課程を「フリーター生産工場」にしていい…
  • 9
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 10
    経済制裁下でもロシア富豪はますます肥え太っていた…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 5
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 6
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 7
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 8
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 9
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 10
    メーガンとキャサリン、それぞれに向けていたエリザ…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 10
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中