- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 「なんちゃって」日本食ブームをビジネスチャンスに
「なんちゃって」日本食ブームをビジネスチャンスに
一方で、現在ロンドンを中心に成功している「itsu(イツ)」というのは、明らかに欧米型のローカライズを遂げた「なんちゃって日本食」で、今回はニューヨークへの進出を発表して話題になっています。このイツというのは、そもそも「Pret a Manger」という英米で有名な自然食サンドイッチのチェーンを仕掛けたメンバーが立ち上げた新規事業で、低カロリーのサラダ、寿司、スムージーなどをトータルで訴求する新業態です。
キャッチフレーズは「eat beautiful」ということですから、健康志向を前面に出していますし、イツという母音で終わる造語は何となく日本をイメージさせるものです。
ロンドンでは非常に成功しているようで、内容的にはパッケージングは寿司とか弁当風だが、中身はアジア系フュージョン料理ということで、かなり独創な、オーセンティックな日本食からはかなり距離を置いたものになっています。このイツですが、ニューヨークというすでに日本食が定着しているコミュニティでどのように受け入れられるか、あるいは変化していくか大変に興味深いところです。
【参考記事】東京五輪は「ユニセックス・トイレ」にどこまで対応できるか
そんなわけで、スパゲティが日本に入ってナポリタンになったり、中国の湯麺がラーメンに変化したのと同じように、日本食も世界でどんどん変化しつつあります。これは、ブームがある臨界点を越えた証拠であり、日本食ブームがとどまるところを知らないということだと思います。
こうした現象を放っておく手はありません。まず、日本の食品業界では食材や調味料の輸出や現地生産という方法で経済効果を享受していると思いますが、せっかくですから小売や飲食、中食などでもドンドン出ていったらいいと思います。往年の日本の製造業は、各国の消費者の嗜好や規制を詳細に調べて世界の市場を制覇していきました。同じように日本食もローカライズすればいいと思います。
もう一つは、日本国内におけるインバウンド向けの飲食提供ビジネスです。別にわざわざ日本国内で「なんちゃって」を再現する必要はないかもしれません。ですが、各国の人向けに「どうすれば食べやすいのか?」を研究して、少しだけレシピを変えたり、「日本食=健康志向」というイメージを少し大げさにプレゼンして展開したりという手法はあると思います。いずれにしても、この拡大しつつあるマーケットを放っておく手はありません。
ニューヨークの空港衝突事故、パイロット2人の悲しい犠牲 2026.03.25
第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC 2026.03.18
第3次石油ショック(?)への日本の対応を考える 2026.03.04
一般教書演説ではイラン攻撃ではなく物価高対策を強調したトランプ 2026.02.26
裁量労働制の見直しが「働かせ放題」になる危うさ 2026.02.18
エプスタイン疑惑の深層に横たわる2つの問題 2026.02.11
日本経済低迷の主因である「空洞化」をなぜ総選挙で議論しないのか 2026.02.04
-
「民間向けアウトソーシングの事業部門」大手外資企業BPO事業 プログラムダイレクター
アデコ株式会社
- 東京都
- 年収1,208万円~1,510万円
- 正社員
-
「営業経験歓迎」インサイドセールス「外資系企業成AI商材」 残業10時間程度
ブリッジインターナショナルグループ株式会社
- 東京都
- 年収350万円~450万円
- 正社員
-
「組み込みエンジニア」7万人規模外資系企業/プライム案件/高年収/平均残業11h
FPTソフトウェアジャパン株式会社
- 東京都
- 年収600万円~1,000万円
- 正社員
-
「社会保険実務スタッフ」社保経験者 外資クライアント中心 世界5大会計事務所 フレックス 「東京都」
BDO社会保険労務士法人
- 東京都
- 年収360万円~405万円
- 正社員






