単なる「スシ・ビール」を超えた...「賛否分かれる」アサヒスーパードライが「ビールの本場」で愛される理由
ATSUSHI KATSUKI
躍進の鍵となったのは、19年にロンドンを代表するブルワリーのフラーズ(Fullers)を買収したこと。
約400軒のパブを含む流通網へのアクセスと、幅広いビールのラインアップを手に入れた(このとき既に、オランダで人気のグロールシュ、チェコの偉大なラガーのピルスナー・ウルケル、ポーランドのティスキエ、ルーマニアのウルススなども傘下に収めていた)。
昨年はアメリカのブルワリー、オクトピ(Octopi)を買収。「私たちのグローバルな存在感をさらに高める上で、ミッシングピースがアメリカ市場だった」と、勝木は言う。
アサヒの野心を駆り立てているのは、ある懸念すべき現実だ。日本市場における強固な基盤は人口動態の変化に脅かされており、企業として成長と繁栄を続けるには新たな市場への進出が不可欠だ。
「海外を志向する主な要因の1つは日本の人口、とりわけ生産年齢人口の減少によって、将来の需要が厳しくなることだ」と、勝木は語る。「私たちのブランドや可能性を、日本だけにとどめておくのはもったいないと考えた」
アサヒは変化に反応するだけでなく、先駆者でもある。若者の飲みたいという欲求は変わらなくても、考え方や嗜好が前の世代とは違うことをいち早く認識し、動いてきた。
例えば、ノンアルコール飲料や大人向けソフトドリンクといったビール隣接カテゴリーの拡大だ。「健康志向や嗜好の多様化に合わせ、ノンアルコール飲料でも本物の味わいやプレミアムな体験を提供していく」と、勝木は言う。
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