米韓大統領が25日に会談、安全保障・経済分野を協議と韓国大統領府

韓国大統領府は12日、李在明大統領が25日にワシントンでトランプ米大統領と会談すると発表した。資料写真、提供:U.S. Army/Handout via REUTERS(2025年 ロイター)
Jack Kim Joyce Lee
[ソウル 12日 ロイター] - 韓国大統領府は12日、李在明大統領が25日にワシントンでトランプ米大統領と会談すると発表した。二国間同盟や経済安全保障パートナーシップの強化について話し合うとした。
「両首脳は、変化する世界の安全保障・経済環境に対応し、韓米同盟を将来の包括的な戦略的同盟へと発展させる方法について協議する」と大統領報道官はブリーフィングで述べた。
先月合意した関税などの貿易協定に基づき、半導体、電池、造船、重要鉱物、技術などの製造分野でパートナーシップの推進を目指す。
貿易協定は文書化されておらず、合意内容の解釈を巡り両国間で相違がある。解釈の違いが新たな問題につながる可能性がある。
専門家は、会談では、協定に盛り込まれた3500億ドル規模の対米投資や、在韓米軍の費用負担問題でトランプ大統領がさらなる譲歩を求める可能性があると指摘する。
米紙ワシントン・ポストは、トランプ政権が韓国に対し、国防支出を国内総生産(GDP)比3.8%(昨年は2.6%)に引き上げることを望んでいると9日報じた。
ユーラシア・グループのシニアアナリスト、ジェレミー・チャン氏は、国防費の問題がトランプ氏が直接提起するかは不確かとしながらも、少なくとも実務レベルでより広範な同盟関係についても話し合われるだろうと述べた。