コラム

もはや大卒に何の意味が? 借金して大学を出ても「商品を並べる仕事」しかない...英シティから警告の声

2025年11月04日(火)18時59分

「AI受難」のホワイトカラー

イングランド・ウェールズ法曹協会のブレット・ディクソン副会長は「小規模事務所で働く新米弁護士の給与が最低賃金をわずかに上回る程度では新卒者が法律分野でのキャリアを追求することに興味を失ってしまうのは当然」と前出のFT紙に嘆いている。

人工知能(AI)で自動化される可能性の高い職種のコーディング、顧客対応、データ集計では若年層(22~25歳)の雇用がこの3年間で13%減少したと報告されている。マーケット・リサーチ・アナリストや営業担当の仕事は半数程度AIに代替されると指摘されている。

米国では建設業の技能・現場労働者の時給が21~24年に 21.1% 上昇した。ブルーカラーの仕事が敬遠され労働力が不足しているからだ。施工、屋根工事、配管、電気工事で高収入の起業が可能になり「ブルーカラー職業からミリオネア」ともてはやされる逆転現象が起きている。

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プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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