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英政治の「転換」をもたらしたクレッグ元副首相...複数政党制に移行する祖国に語った「教訓」
デービッド・キャメロン元英首相(左)とクレッグ氏(2019年9月) Chris J Ratcliffe/Pool via REUTERS
<2008年の金融危機後、戦時挙国一致内閣以来という連立政権に参加した「リベラルの旗手」ニック・クレッグ氏が、再び転換点に差し掛かったイギリス政界に提言>
[ロンドン発]2010~15年に英保守党・自由民主党の連立政権を実現させ、米メタ(旧フェイスブック)のグローバル・アフェアーズ・アンド・コミュニケーションズ担当副社長を務めたニック・クレッグ元英副首相兼自由民主党党首はリベラルの盛衰を象徴する人物だ。
欧州懐疑主義の広がりと15年の自由民主党の壊滅的敗北を受け、英政界を引退。今度はSNSの規制撤廃を唱えるドナルド・トランプ米大統領の復活でメタを追われるように去った。英首相官邸のローズガーデンで「ニュー・ポリティクス」を唱えた清新な姿が筆者の脳裏に蘇る。
今でもリベラルの旗手とみなされるクレッグ氏が連立政権15周年を記念して5月20日、英シンクタンク「政府のための研究所」(IfG)で講演した。10年の英総選挙でクレッグ氏率いる自由民主党は史上最高の23%の支持を得て戦時挙国一致内閣以来という連立政権に参加した。
英国で息を吹き返す中道・自由民主党
大学授業料無償化を掲げるクレッグ氏は授業料の上限を年3290ポンドから9000ポンドに引き上げることに賛成。これに批判が殺到し、15年総選挙では57の議席を8に減らした。しかし先の地方選で163議席増やし保守党や労働党を上回った自由民主党は息を吹き返した。
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