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スコットランド独立に猛進した「雌ライオン」スタージョンが見誤った「真の民意」
英スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相(2月15日) Jane Barlow/Pool-Reuters
<「私は頭と心で後継に道を譲る時が来たと理解した」と、辞任を表明したスコットランド自治政府のスタージョン首相>
[ロンドン]2度目の独立住民投票に突き進んできた英スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相が15日、緊急の記者会見を開き、辞任を表明した。世論の反対を押し切って性別認定証明書を取得しやすくするジェンダー改革を進めようとして足元をすくわれた格好だが、根本には自分の任期中に独立の道筋が完全に閉ざされたことがある。
「スコットランドの雌ライオン」の異名を取るスタージョン氏は「私は首相になった当初から良い仕事をするには他の誰かに道を譲るべき時が来たら本能的に自覚することだと信じてきた。たとえ国中の多くの人々や党員が早過ぎると感じたとしても、それを実行する勇気を持つことが大切だ。私は頭と心でその時期が今だと理解した」と心情を吐露した。
無念というより寂しさを漂わせる辞任会見だった。英誌スペクテイターは1万4897語の辞任演説の中で「私は」「私を」「私の」という1人称の単語が153回も使われたのに対し「スコットランド」には11回しか言及しなかったと指摘する。この差はスタージョン氏が「私」と「スコットランド」の間に埋めがたい距離を感じていたことをうかがわせる。
独立運動の背景にはスコットランドが10~11世紀からイングランドと争いを繰り広げ、18世紀に事実上、併合された長い歴史が横たわる。米映画『ブレイブハート』でメル・ギブソンが抵抗運動の指導者ウィリアム・ウォレス役を好演して5部門でアカデミー賞に輝いた。「英国で最も有能な政治指導者」と言われるスタージョン氏こそ「現代のウォレス」だ。
スコットランド経済は日本で言えば北海道経済に似ている
英国は2016年の欧州連合(EU)離脱国民投票以来、「政界の道化師」ボリス・ジョンソン元首相とナイジェル・ファラージ元英国独立党(UKIP)党首に象徴される「悪酔い政治」に苛まれてきた。そのツケがいま重くのしかかる。いまだ10%を超えるインフレ。今年、国際通貨基金(IMF)は主要7カ国(G7)の中で唯一、0.6%のマイナス成長を予測している。
スコットランド経済は日本で言えば北海道経済に似ている。沈むのは早く、回復するのは遅い。スコットランドは今年1%のマイナス成長となり、景気後退前のレベルに回復するのは25年と予測されている。そんな中で独立こそがスコットランドを再生させる魔法の杖だと唱え続け、酔い醒ましのような強烈な印象を放ってきた雌ライオンも力尽きたのか。
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