コラム

軍事費5%で「経済の犠牲」は不可避...欧州が「無様な対応」を見せた理由と、中国の動向

2025年07月17日(木)18時16分

軍事費の割合が低い中国が方針転換すれば......

今回の欧州のぶざまな対応によって、今後の国際社会においては、経済に犠牲が生じても軍事費を増大する流れが定着する可能性が高まったともいえる。そうなると、気になるのは中国の動向である。

中国は先にも述べたように、世界各国の中では突出して軍事費の割合が低い国として知られる。各国が軍拡競争に走るなか、中国が経済を犠牲にしてでも世界と同水準の軍事費を投入すると決断した場合、同国の軍事力は世界でも突出したレベルとなる。日本を含む各国はこの現実から目を背けることはできない。


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プロフィール

加谷珪一

経済評論家。東北大学工学部卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当する。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は金融、経済、ビジネスなどの分野で執筆活動を行うほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターを務める。『お金持ちの教科書』(CCCメディアハウス)、『スタグフレーション』(祥伝社新書)、『本気で考えよう! 自分、家族、そして日本の将来』 (幻冬舎新書)など著書多数。

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