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ケネディ厚生長官が米国民の健康を危険に、元CDC所長らが警鐘

2025年09月02日(火)11時35分

米疾病対策センター(CDC)の元所長9人は1日、ケネディ厚生長官の一連の決定が米国民の健康を危険にさらしていると警告した。写真は8月27日、ジョージア州アトランタで撮影(2025年 ロイター/Alyssa Pointer)

Valerie Volcovici

[ワシントン 1日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)の元所長9人は1日、ケネディ厚生長官の一連の決定が米国民の健康を危険にさらしていると警告した。

トランプ政権は先週、CDCのモナレズ所長を就任から1カ月足らずで解任した。モナレズ氏はケネディ氏が進めるワクチン政策の変更が科学的証拠に反するとして抵抗していた。

共和党および民主党の政権下でCDC所長を務めた9人は米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)への寄稿文で、数千人の職員解雇や予防接種実施諮問委員会の委員交代など連邦保健機関を刷新しようとするケネディ氏のあらゆる措置が全ての米国民を危険にさらすと警告した。

「これらの決定が米国の健康安全保障に及ぼす広範な影響を懸念している」とし、脆弱な立場にある人々が最も危険にさらされると指摘。「これは容認できない動きで、政治的志向に関わらず、全ての米国民にとって警鐘となるべきだ」と訴えた。

ロイター
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