豪当局、仏ソジェン子会社に罰金252万ドル 不審な先物注文放置

9月2日、オーストラリアの規制当局は、仏金融大手ソシエテ・ジェネラルの現地法人に対し、電力と小麦の先物市場で不審な注文を防がなかったとして、388万豪ドル(252万米ドル)の罰金を科したことを明らかにした。写真は同行本部のロゴ。2024年2月、パリで撮影(2025年 ロイター/Sarah Meyssonnier)
[2日 ロイター] - オーストラリアの規制当局は2日、仏金融大手ソシエテ・ジェネラルの現地法人に対し、電力と小麦の先物市場で不審な注文を防がなかったとして、388万豪ドル(252万米ドル)の罰金を科したことを明らかにした。
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)の調査によると、現地法人のソシエテ・ジェネラル・セキュリティーズ・オーストラリアは、2023年5月から24年2月にかけて、顧客2社が不審な売買注文33件を出すのを容認していた。
市場規律委員会は、この33件の注文について、市場に影響を及ぼす意図があったことを同社が認識すべきだったと主張。注文は日々の清算値に影響を及ぼすことを意図して取引終了間際の2分間に出されたという。
ASICによると、同社はすでに罰金を支払った。
ソシエテ・ジェネラルの広報担当はロイターに「ASICが提起した問題に対処するため、適切な是正措置を講じた」と述べた。