ニュージーランド、裕福な外国人投資家に住宅購入認める

9月1日 ニュージーランド(NZ)政府は1日、国内企業に投資する裕福な外国人に住宅市場を開放すると発表した。写真はNZのクリストファー・ラクソン首相。4月22日、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Belinda Jiao)
Lucy Craymer Christine Chen
[ウェリントン 1日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)政府は1日、国内企業に投資する裕福な外国人に住宅市場を開放すると発表した。投資誘致による経済成長促進を目的に従来の禁止措置を撤回する。
ラクソン首相は4月に再導入された外国人投資家移住ビザ保持者について、500万NZドル(294万ドル)以上であれば1軒の住宅を購入または建設することができると述べた。
これまでは1年のうち6カ月間NZに滞在していない外国人投資家は不動産の購入が禁止されていた。
国内の住宅のうち500万NZドル以上の価値があるものは1%未満であるため、富裕層の投資家のニーズと外国人による所有を望まない国民の意向の間でバランスが取れると考えたという。