ニュース速報
ビジネス

国内百貨店8月売上高、4社中3社が2月以来の前年比増 免税伸長も 

2025年09月01日(月)17時35分

 9月1日、百貨店大手4社が発表した8月の既存店売上高(速報)は高島屋や大丸松坂屋百貨店、阪急阪神百貨店がいずれも2月以来の前年比増となり、三越伊勢丹も減少幅が縮小した。写真は都内の百貨店のショーウィンドー。2024年6月撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Kentaro Okasaka

[東京 1日 ロイター] - 百貨店大手4社が1日発表した8月の既存店売上高(速報)は高島屋や大丸松坂屋百貨店、阪急阪神百貨店がいずれも2月以来の前年比増となり、三越伊勢丹も減少幅が縮小した。大丸松坂屋はインバウンド(訪日外国人)の売上高も伸長した。

J.フロント リテイリングによると、大丸松坂屋百貨店の売上高は前年比8.6%増だった。8月後半も高い気温が続いてブラウスなどの衣料品を中心に盛夏商品が好調で、訪日外国人の売り上げも化粧品を含む消耗品が大きく伸び同6.7%増となった。

高島屋は、国内百貨店の売上高が前年比6.6%増となった。国内顧客は新規催事に伴う入店客数増もあり、食料品や夏物衣料・雑貨が堅調に推移。インバウンドは化粧品や婦人服、スポーツ用品が前年比増となったものの、高級ブランドなど高額品がマイナスで、免税売上高は同9.8%減だった。

エイチ・ツー・オーリテイリングによると、阪急阪神百貨店の売上高は同5%増だった。特にお盆休みの期間以降、前年の売上高を上回る日が増えた。前年の台風に伴うマイナス影響の反動もあった。免税売上高は前年に近い水準まで復調した。

三越伊勢丹ホールディングスによると、三越伊勢丹の売り上げは前年比0.9%減。7月は同4.9%減(確報)だった。海外顧客売上高は順調に回復しているという。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

金正恩氏が列車で北京へ出発、3日に式典出席 韓国メ

ワールド

欧州委員長搭乗機でGPS使えず、ロシアの電波妨害か

ワールド

ガザ市で一段と戦車進める、イスラエル軍 空爆や砲撃

ワールド

ウクライナ元国会議長殺害、ロシアが関与と警察長官 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 2
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマンスも変える「頸部トレーニング」の真実とは?
  • 3
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シャロン・ストーンの過激衣装にネット衝撃
  • 4
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 5
    映画『K-POPガールズ! デーモン・ハンターズ』が世…
  • 6
    「体を動かすと頭が冴える」は気のせいじゃなかった⋯…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    就寝中に体の上を這い回る「危険生物」に気付いた女…
  • 9
    シャーロット王女とルイ王子の「きょうだい愛」の瞬…
  • 10
    世界でも珍しい「日本の水泳授業」、消滅の危機にあ…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 3
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 4
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 7
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 8
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 9
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 10
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中