ニュース速報
ワールド

米政権、トランプ氏発言受け「戦争省」への改称計画進める=WSJ

2025年09月01日(月)11時21分

 トランプ米政権は、国防総省を「戦争省」に改称する計画を進めている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が30日、ホワイトハウス高官の発言として伝えた。写真はワシントンのホワイトハウスで7月撮影(2025年 ロイター/Al Drago)

[ワシントン 30日 ロイター] - トランプ米政権は、国防総省を「戦争省」に改称する計画を進めている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が30日、ホワイトハウス高官の発言として伝えた。

トランプ大統領は25日、記者団に戦争省への名称変更の構想を披露。「国防総省はかつて戦争省と呼ばれ、力強い響きがあった。われわれは防衛と同時に攻撃も欲する。戦争省としてわれわれは全てを勝ち取ってきた。そうした状態に戻る必要があると思う」と発言した。

WSJによると、名称変更には議会の措置が必要になる公算が大きいが、ホワイトハウスは別の方法も検討中だという。

与党共和党のグレッグ・ストゥービー下院議員は、国防総省の名称変更を盛り込んだ来年度の国防権限法修正案を既に提出し、与党内である程度支持を得ていることがうかがえる。

ホワイトハウスのケリー報道官は「トランプ大統領が述べた通り、米軍は防衛だけでなく攻撃にも注力する必要がある。だからこそ大統領は国防総省において、多様性・公平性・包括性(DEI)やウォーク(社会的意識に目覚めた人々)の思想よりも戦士たちを重視してきた」と語った。

米国では1947年に成立した国家安全保障法で陸・海・空軍を単一組織の下で統合することが定められ、1949年に可決された修正法でこの組織が正式に国防総省と名付けられた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国主席、新たな世界秩序ビジョン表明 上海協力機構

ワールド

アフガン東部山地でM6地震、約622人死亡・150

ビジネス

午後3時のドルは小動き146円後半、週後半の動意に

ワールド

ニュージーランド、裕福な外国人投資家に住宅購入認め
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 2
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマンスも変える「頸部トレーニング」の真実とは?
  • 3
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シャロン・ストーンの過激衣装にネット衝撃
  • 4
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 5
    「体を動かすと頭が冴える」は気のせいじゃなかった⋯…
  • 6
    映画『K-POPガールズ! デーモン・ハンターズ』が世…
  • 7
    就寝中に体の上を這い回る「危険生物」に気付いた女…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    シャーロット王女とルイ王子の「きょうだい愛」の瞬…
  • 10
    世界でも珍しい「日本の水泳授業」、消滅の危機にあ…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 3
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 4
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 7
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 8
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 9
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 10
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中