ドイツ銀行、香港で300万ドル罰金 手数料過徴収や開示義務違反

香港証券先物委員会(SFC)は28日、ドイツ銀行に対し、2015─23年のさまざまな法令違反を理由に2380万香港ドル(305万米ドル)の罰金を科したと発表した。資料写真、2019年7月(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
Selena Li
[香港 28日 ロイター] - 香港証券先物委員会(SFC)は28日、ドイツ銀行に対し、2015─23年のさまざまな法令違反を理由に2380万香港ドル(305万米ドル)の罰金を科したと発表した。
違反内容には、顧客への管理手数料の過剰請求、金融商品のリスク評価の誤り、一部の調査リポートで投資銀行業務との関係を適切に開示していなかったことが含まれる。
今回の罰金は、ドイツ銀行が20年12月─23年12月に行った自主的な報告を受けて、SFCが調査を進めた結果、科された。
ドイツ銀行はロイターに対し、すでに問題を解決し、再発防止のため、内部統制を強化したことを明らかにした。
SFCによると、ドイツ銀行は15年11月─23年11月に、顧客に対し総額約3900万米ドルの手数料を過剰請求した。影響を受けた顧客にはすでに返金が行われた。
手数料割引の適用漏れや、ファンドの評価額の過大計上・過小計上が原因だった。
14年9月─21年9月に出した261件の個別株リポートと1590件の業界リポートでは、香港上場企業との投資銀行業務の関係を開示していなかった。
また、40本の上場投資信託(ETF)に不当に低い商品リスク格付けを割り当て、顧客のリスク許容度を超える取引が10件発生した。
英HSBCも27日、13年─21年に出した4200本以上の調査リポートで、投資銀行業務との関係を適切に開示しなかったとして、香港規制当局から420万香港ドルの罰金を科された。