インド、10月までに消費税減税へ 国内経済の活性化目指す

8月15日、インド政府高官は、10月までに消費者と企業に課す消費税を減税すると明らかにした。アムリトサルで5月9日撮影(2025年 ロイター/Francis Mascarenhas)
Nikunj Ohri Shilpa Jamkhandikar
[ニューデリー 15日 ロイター] - インド政府高官は15日、10月までに消費者と企業に課す消費税を減税すると明らかにした。モディ首相はこの数時間前、米国との貿易摩擦に直面する国内経済を活性化させるため、抜本的な税制改革を行うと表明していた。
高官によると、連邦政府は5%と18%の2税率制を提案し、一部の品目に課せられていた12%と28%の税を廃止する。
計画では12%品目の「99%」を5%にするという。バター、フルーツジュース、ドライフルーツなどが対象となり、ネスレやヒンドゥスタン・ユニリーバ、プロクター・アンド・ギャンブルなどが恩恵を受ける可能性がある。
最終的な決定は財務相を議長とし、全ての州財務相をメンバーとする物品・サービス税(GST)審議会によって下されるという。