クシュナー氏のPE、英金融会社オークノース株8%取得=関係筋

8月15日、トランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏(写真)が設立したプライベートエクイティ(PE)企業アフィニティ・パートナーズが、英国の金融会社オークノースの株式8%を取得する契約を結んだと、事情に詳しい関係者がロイターに語った。写真は2019年12月、ワシントン州ニュージアムで撮影(2025年 ロイター/Al Drago)
[15日 ロイター] - トランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が設立したプライベートエクイティ(PE)企業アフィニティ・パートナーズが、英国の金融会社オークノースの株式8%を取得する契約を結んだと、事情に詳しい関係者が15日にロイターに語った。
アフィニティ・パートナーズはクシュナー氏が2021年に設立。サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)のファンドから投資を受けている。
アフィニティはコメント要請にすぐに応じなかった。
この件についてこれまでに報じたスカイ・ニュースは、アフィニティがオークノースの株式を既存投資家から取得したと伝えた。
オークノースはコメントを控えた。ソフトバンクグループが出資するオークノースは過去に事業拡大のために米国での新規株式公開(IPO)を検討していた。
昨年の税引き前利益は約2億1500万ポンド(約2億9150万ドル)。2023年半ばまでに米国で事業を開始し、ニューヨークで代表事務所の認可を取得するなど、米国での事業拡大を続けている。
スカイ・ニュースによると、アフィニティとオークノースの取引額は不明だが、これまでの報道によると、オークノースは19年に行われた直近の資金調達ラウンドで約28億ドルと評価された。