ドイツ外相、中国の「攻撃的行動」を批判 訪日前に

8月17日、ドイツのワデフル外相は、日本とインドネシアへの訪問を前に、台湾海峡における中国の「攻撃的な行動」を批判し、国際的に拘束力のあるルールを強化する必要性を強調した。パリで7月18日撮影(2025年 ロイター/Abdul Saboor)
[ベルリン 17日 ロイター] - ドイツのワデフル外相は17日、日本とインドネシアへの訪問を前に、台湾海峡における中国の「攻撃的な行動」を批判し、国際的に拘束力のあるルールを強化する必要性を強調した。
ワデフル氏は記者団に対し、ウクライナを巡る日本と欧州の連帯を称賛。日本およびインドネシアの重要性と経済的潜在性に言及した。
同氏はまた、ドイツ外務省が発表した声明で、中国への懸念を表明し、「台湾海峡や東シナ海、南シナ海における中国の攻撃的な行動は欧州にも影響を及ぼしている。世界的な共存の基本原則に関わる問題だ」と指摘。
「われわれは法の力と全ての人にとって拘束力のあるルールに支えられた国際秩序へのコミットメントを通じて、共にこれに対抗している」と語った。
中国とアジア太平洋諸国の間では領有権を巡って緊張が高まっている。