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米FBI、一部捜査官をイラン関連テロ対策に再配置=関係筋

2025年06月25日(水)13時02分

米連邦捜査局(FBI)は、トランプ大統領がイランの核施設攻撃を決定したことを受け、米国に対するイランの潜在的脅威を監視する取り組みを強化していると、事情に詳しい関係者2人が24日、ロイターに明らかにした。資料写真、外観、2月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 24日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)は、トランプ大統領がイランの核施設攻撃を決定したことを受け、米国に対するイランの潜在的脅威を監視する取り組みを強化していると、事情に詳しい関係者2人が24日、ロイターに明らかにした。

イランからの脅威レベルが高まっていることから、ここ数日に一部の捜査官に対し、移民取り締まりに時間の一部を集中させるという指令を免除すると通達したという。

関係者によると、通達を受けたのはイラン関連問題に携わる対テロ、防諜、サイバーセキュリティー捜査官で、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、フィラデルフィアのFBI支局は、移民問題に対処する捜査官のローテーションを取りやめている。

FBIの報道官は今回の指令についてコメントを控えたが、「われわれは、国家安全保障に対する最も差し迫った脅威に対応し、国民の安全を確保するため、継続的に資源を評価し、再編成している」と声明で述べた。

イランは23日、米国の攻撃に対する報復として、カタールの米空軍基地をミサイル攻撃したが、人的被害はなかった。イスラエルとイランの停戦は24日、トランプ大統領の圧力を受けて発効し始めたもようだ。

ただ、関係者によると、FBIは特にイランがすでに米国内にいる工作員に攻撃を指示する可能性を依然として懸念しているという。

ロイター
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