コラム
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

藤崎剛人

(ふじさき・まさと) 批評家、非常勤講師
1982年生まれ。東京大学総合文化研究科単位取得退学。専門は思想史。特にカール・シュミットの公法思想を研究。『ユリイカ』、『現代思想』などにも寄稿。訳書にラインハルト・メーリング『カール・シュミット入門 ―― 思想・状況・人物像』(書肆心水、2022年)など。
X ID:@hokusyu1982

現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

悪意を撒き散らすひろゆき発言への危機感

<世の中には、マイノリティからの告発や、人権問題は社会全体の責任で解決すべきであるという「正論」から自由になりたい者が存在する> 10月17

2022.10.31
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

高市大臣の「8割大陸」発言、曖昧決着は許されない

<「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだった」とツイートし、高市氏の講演で聞いたと述べた三重県議は発言を撤回、当の高市氏も曖昧な否定で

2022.10.17
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

「国葬」は露骨で危険な安倍崇拝の儀式だった

<「民主主義の危機を乗り越える」という岸田首相の掛け声とは裏腹に、「国家」という言葉ばかりが目立つ権威主義と安倍元首相の熱狂的ファンの集いと

2022.09.29
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

国葬強行による安倍元首相の神格化を許すな

<過半数の反対を押し切って強行し、その場は「やって良かった」ことになった東京オリンピックもここへきて腐敗の構造が明らかになっているように、国

2022.09.26
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

岸田政権は潔く国葬を撤回せよ

<さまざまな計算違いでここまで大ごとになってしまった国葬問題で試されているのは、岸田首相の「撤退力」だ> 7月8日に銃撃事件で亡くなった安倍

2022.09.15
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

麻生発言のように「戦争になる」ことから逆算する「手口」

<「国民には敵が攻めてくると言い、平和主義者のことは非国民と非難すれば、指導者の思い通りに動かすことができる」と、ゲーリングは言った> 8月

2022.09.07
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

操られる岸田「決断不能」政権の危うさ

<政権発足以降、国葬以外は何ひとつ決断できず、内閣改造ではむしろ旧統一教会依存をさらした岸田内閣。しばらく選挙もなく国会では圧倒的な勢力をも

2022.08.24
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

安倍元首相の国葬に反対する

<事績に基づけば国葬に値するかどうかは疑わしい人物を、選挙演説中に殺害されたインパクトをもって強引に国葬を執り行ってしまうのは危険であり、故

2022.07.19
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

安倍元首相の死は民主主義の危機か

<本当の「民主主義」の危機は、安倍元首相が撃たれる前から始まっていた> 7月8日、安倍晋三元首相が奈良県での選挙遊説中に銃で撃たれ死亡した。

2022.07.12
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

「中の人」の視点で終わった『東京2020オリンピック SIDE:B』

<選手たちの多様性を繊細に描いた『SIDE:A』は嬉しい驚きだったが、『SIDE:B』 では五輪反対派の主張を置き去りにするなど複雑な政治問

2022.06.27
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特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

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