コラム
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

藤崎剛人

(ふじさき・まさと) 批評家、非常勤講師
1982年生まれ。東京大学総合文化研究科単位取得退学。専門は思想史。特にカール・シュミットの公法思想を研究。『ユリイカ』、『現代思想』などにも寄稿。訳書にラインハルト・メーリング『カール・シュミット入門 ―― 思想・状況・人物像』(書肆心水、2022年)など。
X ID:@hokusyu1982

現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

自民党はなぜ杉田水脈議員の暴走を止めないのか

<杉田水脈衆院議員は、一連の差別発言について反省するどころか差別を煽るような投稿を繰り返している。SNSを中心に支持者によるヘイトスピーチの

2023.11.23
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

イスラエルはパレスチナの迫害をやめよ

<3000年来続く宗教対立という「物語」に思考停止させられてはならない。少なくとも建国以来、イスラエルはパレスチナから一方的に奪い続けてきた

2023.11.08
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

埼玉県虐待禁止条例案の裏にある「伝統的子育て」思想とは

<小学3年生以下の子供を一人にするのが何でも「ネグレクト」になるとすれば、子育て世代、とくに共働きやシングル家庭には大きな負担増になる> 1

2023.10.12
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

関東大震災時の朝鮮人虐殺を否定する動きを憂う

<歴史的事実として認められた事件でも、日本人の加害性を否定しようとする傾向に拍車がかかっている> 2023年の9月1日は、関東大震災からちょ

2023.09.01
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

原発処理水放出、問題は科学データではなく東電の体質

<福島第一原発から放出される処理水のトリチウム濃度は安全基準を満たしている─政府や国際機関は繰り返しそう保証するが、隠蔽を重ねてきた東電が今

2023.08.25
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

「第2自民党」を自認し、共産党はなくなっていいと言った日本維新の会・馬場伸幸代表から失われた「野党の矜持」

<議会制民主主義の下で、他党の存在を否定するのはもってのほかだが、第2自民党という主張にも国政の監視がおそろかになる危険性が垣間見える> 7

2023.07.31
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

「LGBT理解増進法」の罪と共振するクィア映画『怪物』

<マイノリティではなく「マジョリティへの理解」を求める悪法がLGBTにとって意味する世界を描く> *若干のネタバレあり 是枝裕和監督の最新作

2023.06.20
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

入管法「改悪」の前に目の前の難民を直視すべき

<ただでさえ少ない難民認定をさらに減らそうとしているが、なぜそこまで目を背けるのか> 入管法改正案の採決について6月6日、立憲民主党と社会民

2023.06.07
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

女性支援団体に対する執拗な嫌がらせの実態が明らかに

<有志による「女性支援を守るメディア連絡会」の調査で、団体スタッフや利用者に対するストーカーまがいの嫌がらせが横行し、女性支援の活動が危機に

2023.05.24
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

定数削減はポピュリズムだ

<議員定数削減を「維新の真骨頂」と誇る維新の下、大阪府の議員定数は10年前から30も減っている。これは本当にいいことなのか。有権者の復讐なの

2023.05.10
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特集:日本時代劇の挑戦
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2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

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