コラム

現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

関東大震災時の朝鮮人虐殺を否定する動きを憂う

<歴史的事実として認められた事件でも、日本人の加害性を否定しようとする傾向に拍車がかかっている> 2023年の9月1日は、関東大震災からちょ

2023.09.01
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

原発処理水放出、問題は科学データではなく東電の体質

<福島第一原発から放出される処理水のトリチウム濃度は安全基準を満たしている─政府や国際機関は繰り返しそう保証するが、隠蔽を重ねてきた東電が今

2023.08.25
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

「第2自民党」を自認し、共産党はなくなっていいと言った日本維新の会・馬場伸幸代表から失われた「野党の矜持」

<議会制民主主義の下で、他党の存在を否定するのはもってのほかだが、第2自民党という主張にも国政の監視がおそろかになる危険性が垣間見える> 7

2023.07.31
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

「LGBT理解増進法」の罪と共振するクィア映画『怪物』

<マイノリティではなく「マジョリティへの理解」を求める悪法がLGBTにとって意味する世界を描く> *若干のネタバレあり 是枝裕和監督の最新作

2023.06.20
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

入管法「改悪」の前に目の前の難民を直視すべき

<ただでさえ少ない難民認定をさらに減らそうとしているが、なぜそこまで目を背けるのか> 入管法改正案の採決について6月6日、立憲民主党と社会民

2023.06.07
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

女性支援団体に対する執拗な嫌がらせの実態が明らかに

<有志による「女性支援を守るメディア連絡会」の調査で、団体スタッフや利用者に対するストーカーまがいの嫌がらせが横行し、女性支援の活動が危機に

2023.05.24
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

定数削減はポピュリズムだ

<議員定数削減を「維新の真骨頂」と誇る維新の下、大阪府の議員定数は10年前から30も減っている。これは本当にいいことなのか。有権者の復讐なの

2023.05.10
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

安倍、岸田と相次いだテロは民主主義の危機のシグナルだ

<岸田首相に爆弾を投げつけた容疑者は、日本の選挙は「普通選挙」とは呼べず、政治家二世や裕福な人しか立候補できない「制限選挙」だと憤っていた>

2023.04.24
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

小西議員の言う通り、参議院の憲法審査会は毎週開く価値がない

<「サルがやること」という言い方に問題はあったとしても、毎週開くことの妥当性は実際の議論の内容から改めて検証されるべきだ> 立憲民主党の小西

2023.04.10
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

女性支援団体Colaboの会計に不正はなし

<女性支援団体Colaboに対するバッシングやハラスメントは社会が止めなくてはならない> 昨年末から、女性支援団体Colaboへの悪意ある攻

2023.03.20

MAGAZINE

特集:グローバルサウス入門

特集:グローバルサウス入門

2023年9月19日/2023年9月26日号(9/12発売)

経済成長と人口増を背景に力を増す新勢力の正体を国際政治学者イアン・ブレマーが読む

メールマガジンのご登録はこちらから。

人気ランキング

  • 1

    マイクロプラスチック摂取の悪影響、マウス実験で脳への蓄積と「異常行動」が観察される

  • 2

    J.クルーのサイトをダウンさせた...「メーガン妃ファッション」の影響力はいまだ健在

  • 3

    アメックスが個人・ビジネス向けプラチナ・カードをリニューアル...今の時代にこそ求められるサービスを拡充

  • 4

    墜落したプリゴジンの航空機に搭乗...「客室乗務員」…

  • 5

    毒を盛られたとの憶測も...プーチンの「忠実なしもべ…

  • 6

    ワグネルに代わるロシア「主力部隊」の無秩序すぎる…

  • 7

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 8

    ロシアに裏切られたもう一つの旧ソ連国アルメニア、…

  • 9

    最新兵器が飛び交う現代の戦場でも「恐怖」は健在...…

  • 10

    常識破りのイーロン・マスク、テスラ「ギガキャスト」に…

  • 1

    コンプライアンス専門家が読み解く、ジャニーズ事務所の「失敗の本質」

  • 2

    突風でキャサリン妃のスカートが...あわや大惨事を防いだのは「頼れる叔母」ソフィー妃

  • 3

    米モデル、ほぼ全裸に「鉄の触手」のみの過激露出...スキンヘッドにファン驚愕

  • 4

    インドネシアを走る「都営地下鉄三田線」...市民の足…

  • 5

    「死を待つのみ」「一体なぜ?」 上顎が完全に失われ…

  • 6

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 7

    常識破りのイーロン・マスク、テスラ「ギガキャスト」に…

  • 8

    「特急オホーツク」「寝台特急北斗星」がタイを走る.…

  • 9

    墜落したプリゴジンの航空機に搭乗...「客室乗務員」…

  • 10

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 1

    墜落したプリゴジンの航空機に搭乗...「客室乗務員」が、家族に送っていた「最後」のメールと写真

  • 2

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗組員全員死亡説も

  • 3

    イーロン・マスクからスターリンクを買収することに決めました(パックン)

  • 4

    <動画>ウクライナのために戦うアメリカ人志願兵部…

  • 5

    「児童ポルノだ」「未成年なのに」 韓国の大人気女性…

  • 6

    コンプライアンス専門家が読み解く、ジャニーズ事務…

  • 7

    サッカー女子W杯で大健闘のイングランドと、目に余る…

  • 8

    バストトップもあらわ...米歌手、ほぼ全裸な極小下着…

  • 9

    「これが現代の戦争だ」 数千ドルのドローンが、ロシ…

  • 10

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中