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自民党を去りドン底も経験...参政党の神谷が今、政治を動かす「巨人」にまで成り上がった変貌劇

THE SANSEITO SURGE

2025年11月14日(金)15時30分
広野真嗣(ノンフィクション作家)

「寄らば大樹の陰。既存の政治家には期待しなくなった。選挙のことばっかり考えていやがる」

神谷は吐き捨てるようにそう言った。15年、無所属で府議選に出馬し落選。しばらく政治から距離を置いたが、敗北からはい上がるプロセスで、神谷は負け犬を経験した者ならではの勝ち筋を見いだすことになる。


党の原点はYouTube

神谷は自らを、日本では指折りのユーチューバーの先駆者と語ることがある。というのも、衆院選で大敗してから2カ月後には、配信用のマイクを用意した。13年4月、保守思想や健康、国際情勢といったさまざまなテーマで「識者」を呼ぶYouTubeチャンネル「チャンネルグランドストラテジー(CGS)」を始めたからだ。ここで温めたビジネスモデルを転用したのが参政党だと神谷は語る。

「神谷宗幣が訊く!」のゲストには、後に参政党に反ワクチンのドン的な存在として加わることになる歯科医師の吉野敏明や、大日本愛国党初代総裁の赤尾敏の姪でアルミ会社の経営者である赤尾由美のほか、積極財政論者の経済学者の藤井聡などがいた。当時からの友人は「メディアや政府が絶対に言わないことを言う、際どいスピーカーばかりだったから面白かった。ちょっと言いすぎのところもあったけど」と振り返る。

これに視聴者が付いて、サブスク課金や視聴者向けのセミナー、物販もやった。一時は年に数億円を稼ぎ出したこともある。「独自性を見いだせば他者には追い付けないブルーオーシャンができる」という手応えを神谷はここで得ていたのだ。

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