米中古住宅仮契約指数、11月は3.3%上昇 約3年ぶり高水準
バージニア州アナンデールで撮影。REUTERS/Hyungwon Kang
[29日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が29日発表した11月の米中古住宅販売仮契約指数は、前月比で3.3%上昇し、2023年2月以来、約3年ぶりの高水準となった。住宅購入条件の改善が買い手を引き寄せたことが背景にあるとみられる。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は1.0%上昇。10月は2.4%上昇に上方改定された。
11月は前年同月比で2.6%上昇した。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「住宅ローン金利の低下と、住宅価格を上回る賃金上昇率により住宅のアフォーダビリティ(適正な住宅費負担)が改善している」と指摘。「昨年と比べて在庫の選択肢が増えたことも、より多くの買い手を市場に引き寄せる要因となっている」と述べた。
地域別では、北東部、中西部、南部、西部で上昇した。
米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が公表したデータによると、30年固定住宅ローンの平均金利は6.18%と、2024年秋以来の低水準に迫っている。





