コレがなければ「進次郎が首相」?...高市早苗を総理に押し上げた「2つの要因」、流れを変えたカーク「参政党演説」
Charlie Kirk’s Last Speech | Opinion
また私たちは、第二次世界大戦終結直後にマッカーサーがアメリカ本国に対して、何千人もの宣教師と何百万冊もの聖書を日本に送るよう要請した、異例の働きかけについても話し合った。
カークは、マッカーサーに対する反感が一部に存在することに特に驚き、そして少し憤っているようだった。彼はマッカーサーの業績に特別な敬意を抱いており、将軍を深く尊敬していると語っていた。
会話は10分にも満たない短いものだったが、最後にカークは非常に個人的かつ信仰的な言葉で締めくくった――「祈ってくれ」と。
翌朝、スピーチがどうだったのか気になり、彼にメッセージを送ったが返事はなかった。その後、彼が殺害されたという知らせを受けた。
そして、カークと連絡を取っていた共通の友人が、彼から届いたというメッセージのスクリーンショットを共有してくれた。そこには、こう書かれていた――「今日、日本の大勢の人たちにイエスのことを伝えたよ!」
それはまさにカークらしい姿だった。近年の彼は、政治的な演説の中に「神への信仰の重要性」への言及を織り交ぜるようになっていた。
日本でのスピーチは、結果的に彼の人生最後の演説となった。今後、その映像が日本側の主催者によって公開されれば、彼が日本に、そして新首相(戦後の米日関係における「常識」にも挑もうとしているように見える)を中心に台頭する保守運動に向けて、どのようなメッセージを残したのかがより明確になるだろう。
マーク・ジョセフ(Mark Joseph)
映画プロデューサー、作家、『ニューズウィーク』上級コラムニスト。ポッドキャスト番組「マーク・ジョセフ・ショー(The Mark Joseph Show)」のホストを務めている。
※本記事は筆者の見解に基づいています。






