中国は台湾侵攻でロシアと連携する。習の一声でプーチンは動く――NATO事務総長
NATO Chief Predicts China's Plan For Taiwan
習主席はロシア指導部に「NATOの領土を攻撃してヨーロッパを混乱させろ」と伝えるはずだ、とルッテ氏はニューヨーク・タイムズ紙に語った。「それが最もあり得る展開だ」
本誌はロシア国防省とワシントンの中国大使館にコメントを求めているが、回答は得られていない。
NATOは近年、ロシアが数年以内にヨーロッパで同盟国の領土を攻撃する可能性があるとの懸念を繰り返し示してきた。
ルッテの前任者イェンス・ストルテンベルグも2023年、中国はウクライナで一気に勝つことができなかったロシアの軍事的失敗や、侵攻に対する国際社会の反応を教訓にしていると指摘した。
ヨーロッパ諸国は現在、防衛費の増額に奔走している。長年NATOを支えてきた米国が、急速に軸足をインド太平洋地域に移しているからだ。
米政府関係者によると、習主席は2027年までに台湾侵攻を遂行できる体制を整えるよう中国軍に指示しているが、その時期に本当に行動を起こすかどうかははっきりしない。