ルーマニア大統領選で中道・親EU派が勝利...マスクはヨーロッパへの内政干渉で何を得たのか
Europe's 'MEGA' Stutter: Far-Right Bid for Power Falters Despite Gains
ポルトガルでは右派も躍進
ポルトガルでは、中道右派が選挙を制したものの、極右政党の躍進を許してしまっている。
5月18日に行われたポルトガルの総選挙では、与党の中道右派連合「民主同盟(AD/PSD-CDS)」が引き続き最強の政治勢力として最多となる32%の票を獲得し、230議席中89議席(9議席増)を確保した。
ポルトガルのルイス・モンテネグロ首相は、この結果を自党への信任投票と位置づけている。
一方、元テレビスポーツ解説者のアンドレ・ヴェントゥーラが率いる極右政党「シェーガ」は過去最高の22.6%の得票率を獲得、8議席増の計58議席を確保した。
国外票の集計結果次第では、シェーガが中道左派の社会党に代わって野党第一党となる可能性もあり、選挙の最終結果が待たれる。
与党のAD/PSD-CDSは過半数を獲得していないため、政権運営には他党の協力が必要となるが、 モンテネグロ首相はシェーガとの連立を否定している。
マスクが率いるXへの調査が拡大
今年1月、欧州委員会はEU定めるデジタルサービス法(DSA)に違反した疑いで進められている、マスクが所有するXへの調査拡大を発表している。
DSAは違法コンテンツの対策、透明性の確保、ユーザー保護などを義務付けることを目的としてEUが2022年に制定した法律。 2023年12月からXがDSAに違反した疑いがあったため調査が行われていたが、マスクによる内政干渉とも取れるヨーロッパの極右勢力の支持に対する懸念から、今年1月、調査が拡大されることとなった。
マスクの極右勢力支持は内政干渉と批判されただけでなく、自身が持つプラットフォームであるXは、EUにより目を付けられる結果を招いた。しかし、そのようなリスクを背負ってまで指示していたヨーロッパの極右勢力は伸び悩んでいる。マスクにとって極右勢力支持は百害あって一利なしの無意味な行為だったのではなかろうか。

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