米国防長官ら政権高官勢揃い、イエメン攻撃作戦をグループチャットで垂れ流しの大うつけ
Trump administration sued over Signal war plans texts: what we know
ゴールドバーグは24日にアトランティック誌に公表した記事の中で、3月11日にマイク・ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当)から「シグナル」への招待状を受け取ったと説明。入ってみると、グループチャット上では、紅海で多数の商業船への攻撃を行ってきたフーシ派に対する攻撃についての議論が展開され、その中には攻撃の詳細をはじめとする機密情報が含まれていた疑いがあると書いている。
このグループチャットにはマイク・ウォルツ大統領補佐官の他にもJ・D・バンス副大統領、ピート・ヘグセス国防長官、タルシー・ギャバード国家情報長官をはじめとするトランプ政権の錚々たる閣僚や幹部が参加していた。
「アメリカン・オーバーサイト」はヘグセスやCIAのジョン・ラトクリフ長官、ギャバードを含む政府高官が、メッセージの消去機能を備えたプラットフォーム上で公務を行ったと指摘。これが連邦記録法および行政手続法に違反する行為だとしてトランプ政権を相手取って訴訟を起こし、失われた記録を回収し、今後政府の業務にメッセージ消去機能があるアプリが不正に使われるのを防ぐよう求めている。
同団体はトランプが米大統領に返り咲いて以降、トランプ政権に対して複数の訴訟を起こし、不適切とみられる行動について調査を立ち上げている。
アメリカン・オーバーサイトの暫定事務局長であるチオマ・チュクウは声明を発表して次のように述べた。「ジャーナリストを含むシグナルのグループチャットで機密扱いの軍事情報が漏えいしたとされる今回の事態は、政府の説明責任が問われるきわめて重大な問題であり、犯罪にあたる可能性がある」