最新記事
トランプ政権

米国防長官ら政権高官勢揃い、イエメン攻撃作戦をグループチャットで垂れ流しの大うつけ

Trump administration sued over Signal war plans texts: what we know

2025年3月26日(水)16時52分
ゲイブ・ウィズナント

ゴールドバーグは24日にアトランティック誌に公表した記事の中で、3月11日にマイク・ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当)から「シグナル」への招待状を受け取ったと説明。入ってみると、グループチャット上では、紅海で多数の商業船への攻撃を行ってきたフーシ派に対する攻撃についての議論が展開され、その中には攻撃の詳細をはじめとする機密情報が含まれていた疑いがあると書いている。

このグループチャットにはマイク・ウォルツ大統領補佐官の他にもJ・D・バンス副大統領、ピート・ヘグセス国防長官、タルシー・ギャバード国家情報長官をはじめとするトランプ政権の錚々たる閣僚や幹部が参加していた。

「アメリカン・オーバーサイト」はヘグセスやCIAのジョン・ラトクリフ長官、ギャバードを含む政府高官が、メッセージの消去機能を備えたプラットフォーム上で公務を行ったと指摘。これが連邦記録法および行政手続法に違反する行為だとしてトランプ政権を相手取って訴訟を起こし、失われた記録を回収し、今後政府の業務にメッセージ消去機能があるアプリが不正に使われるのを防ぐよう求めている。

同団体はトランプが米大統領に返り咲いて以降、トランプ政権に対して複数の訴訟を起こし、不適切とみられる行動について調査を立ち上げている。

アメリカン・オーバーサイトの暫定事務局長であるチオマ・チュクウは声明を発表して次のように述べた。「ジャーナリストを含むシグナルのグループチャットで機密扱いの軍事情報が漏えいしたとされる今回の事態は、政府の説明責任が問われるきわめて重大な問題であり、犯罪にあたる可能性がある」

SDGs
2100年には「寿司」がなくなる?...斎藤佑樹×佐座槙苗と学ぶ「サステナビリティ」 スポーツ界にも危機が迫る!?
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米肥満薬開発メッツェラ、ファイザーの100億ドル買

ワールド

米最高裁、「フードスタンプ」全額支給命令を一時差し

ワールド

アングル:国連気候会議30年、地球温暖化対策は道半

ワールド

ポートランド州兵派遣は違法、米連邦地裁が判断 政権
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216cmの男性」、前の席の女性が取った「まさかの行動」に称賛の声
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 6
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 7
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 8
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 9
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 10
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 9
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 10
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつか…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中