<中国では軍需産業周りの高官への粛清が相次いでいる>

中国の習近平(シー・チンピン)国家主席による政府高官の粛清が行われた。標的は中国工業・情報化相の金壮龍(チン・チョアンロン)だ。金は内閣に相当する国務院の委員だったが、1月に入ってから公の場に姿を見せず2月28日に後任が発表された。今後、正式な捜査と起訴が行われる可能性が高い。

最近の汚職摘発の多くは軍需産業絡みだ(金も国防産業政策の調整役を務めた)。特に目立つのは、人民解放軍のロケット軍関係者。同軍は核兵器から対艦ミサイルまで膨大な兵器を管理し、2015年と比べて規模は約2倍になっている。多額の予算は汚職につながりやすい。

こうした摘発は2つの結果を招くだろう。第1に、軍事技術への政府支出が減る。政府はディープシークのような民間企業への支援を増やし、トップダウンで技術や産業を管理する力が弱まりそうだ。

第2に、事態が落ち着くまで最低でも1年は、中国が本格的な軍事行動(特に対台湾)に出る可能性が低くなる。台湾にとっては吉?

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