ロシア新型中距離弾道ミサイル、ウクライナが残骸調査 21日発射
ウクライナの専門家は、ロシアが11月21日にウクライナ東部の主要都市ドニプロの軍事施設を標的に発射した新型中距離弾道ミサイルについて、残骸を調査している。ロイターを含む一部メディアの記者は24日、ミサイルの残骸を見ることが許可された。撮影場所は非公開(2024年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
ウクライナの専門家は、ロシアが21日にウクライナ東部の主要都市ドニプロの軍事施設を標的に発射した新型中距離弾道ミサイルについて、残骸を調査している。
ロイターを含む一部メディアの記者は24日、ミサイルの残骸を見ることが許可された。安全保障上の理由から、その正確な場所を公表しないよう求められている。
焼け焦げて崩れた破片は、兵器鑑識を行う施設の格納庫に並べられていた。ウクライナの専門家たちは、このような破片を調査することで、ロシアの軍事サプライチェーンや生産、そして対抗策の開発方法について情報を集める。
ロシアのプーチン大統領は21日、西側のウクライナ支援に対する警告として、新型の極超音速中距離弾道ミサイル「オレシニク」でウクライナの軍事施設を攻撃したと表明。ウクライナは、最高速度が時速1万3000キロを超えたと分析している。
残骸を調べた専門家は、この兵器は弾道弾であり、弾道弾のような軌道で飛行し、民間人に被害をもたらしたと指摘したが、これは予備的な結論であり、より確定的な結論を出すには一段の調査が必要とした。
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