最新記事
ウクライナ情勢

ロシア新型中距離弾道ミサイル、ウクライナが残骸調査 21日発射

2024年11月25日(月)11時00分
ロシアが11月21日に発射した新型中距離弾道ミサイルの残骸

ウクライナの専門家は、ロシアが11月21日にウクライナ東部の主要都市ドニプロの軍事施設を標的に発射した新型中距離弾道ミサイルについて、残骸を調査している。ロイターを含む一部メディアの記者は24日、ミサイルの残骸を見ることが許可された。撮影場所は非公開(2024年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

ウクライナの専門家は、ロシアが21日にウクライナ東部の主要都市ドニプロの軍事施設を標的に発射した新型中距離弾道ミサイルについて、残骸を調査している。

ロイターを含む一部メディアの記者は24日、ミサイルの残骸を見ることが許可された。安全保障上の理由から、その正確な場所を公表しないよう求められている。

焼け焦げて崩れた破片は、兵器鑑識を行う施設の格納庫に並べられていた。ウクライナの専門家たちは、このような破片を調査することで、ロシアの軍事サプライチェーンや生産、そして対抗策の開発方法について情報を集める。

ロシアのプーチン大統領は21日、西側のウクライナ支援に対する警告として、新型の極超音速中距離弾道ミサイル「オレシニク」でウクライナの軍事施設を攻撃したと表明。ウクライナは、最高速度が時速1万3000キロを超えたと分析している。

残骸を調べた専門家は、この兵器は弾道弾であり、弾道弾のような軌道で飛行し、民間人に被害をもたらしたと指摘したが、これは予備的な結論であり、より確定的な結論を出すには一段の調査が必要とした。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 日本人と参政党
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年10月21日号(10月15日発売)は「日本人と参政党」特集。怒れる日本が生んだ参政党現象の源泉にルポで迫る。[PLUS]神谷宗幣インタビュー

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


がん検診
がんの早期発見を阻む「金額の壁」を取り払う──相互扶助の仕組みで「医療格差の是正」へ
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは151円付近で横ばい、決め手欠く 

ビジネス

リクルートHD、2500億円上限に自社株買い 発行

ビジネス

英GDP、8月は予想通り前月比+0.1% 7月は縮

ビジネス

次回利上げ提案、確たること申し上げられない=田村日
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 2
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道されない、被害の状況と実態
  • 3
    「欧州最大の企業」がデンマークで生まれたワケ...奇跡の成長をもたらしたフレキシキュリティーとは
  • 4
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 5
    イーロン・マスク、新構想「Macrohard」でマイクロソ…
  • 6
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 7
    【クイズ】アメリカで最も「死亡者」が多く、「給与…
  • 8
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 9
    【クイズ】サッカー男子日本代表...FIFAランキングの…
  • 10
    「中国に待ち伏せされた!」レアアース規制にトラン…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 7
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 8
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 9
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 10
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中