最新記事
キャリア

転職活動がうまくいかないのは「言い訳」をしているから──47歳でGoogleに入社した主席デザイナーの提言

2023年5月25日(木)15時50分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

同じ業界を志望して内定を勝ち取った履歴書のサンプルを参考にしたり、履歴書の添削サービスを利用したりしてもいい。知人からフィードバックをもらうことも大切だ。

今まで使っていた履歴書を修正するのではなく、一から書いてみるのもいい。私は会社でプロジェクトを進行するとき、アイデアに行き詰まったり、負のスパイラルに陥ったりした場合はいつも「ふりだしに戻ろう!」と叫ぶ。

うまくいかないことには理由がある。理由を分析しないかぎり、いくら努力しても結果はついてこない。私の経験上、努力と成功は別物だ。書類選考に何度も落ちるときは、その理由を根本的に分析する必要がある。

期待値が高すぎるのではないか?

もし選り好みをしているのなら、まだそれほど切羽詰まっていないということだ(耳が痛い話をするのは私もつらい)。

私がアメリカで最初に就職したのは、人材派遣を行うコンサルティング会社だった。コスト削減のために外部人材を活用する企業に対し、優秀な人材を安く提供する会社だ。人材派遣会社が労働力を確保する秘訣は、就労ビザが必要な外国人労働者を採用することである。

当時、私も多くの不採用通知を受け取り、最初に採用通知をもらったのがこの会社だった。初めての年俸は業界の平均にも満たない水準だった。

しかし、それをどうこう言える境遇ではなかった。かといって、大きく気を落とすこともなかった。ひとまずアメリカで就職できたので、これからどんどん前進できるだろうと思えたからだ。

最初に勤める会社にそれほど大きな意味はない。採用通知をもらった後も、求職活動を続ければいい。

いろいろな買い物をしているうちにいいものを見る目が身につくように、多くの職場を経験すれば自分に合った職場を見つけられるようになる。会社はあなたの人生に必要なものを満たす手段に過ぎず、人生を永遠にしばりつけるものではない。

答えを決めつけていないだろうか?

何度も強調してきたことだが、成功率を高めるにはボールを投げなくてはならない。それも、いろいろなボールをいっぺんに投げるべきだ。ところがこのとき、自分で決めた方向だけにボールを投げてしまうことがある。

たとえば、「大企業はどうせ無理だろうからエントリーしない」とか、「職種変更をしようと思っているけれど、まだ準備ができていないからやめておこう」「韓国の会社はダメだ」「アメリカの会社はダメだ」「英語力が足りない」など、いろいろと言い訳をして自分のコンフォートゾーンから出ようとしない。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ米大統領、代替関税率を10%から15%に引

ビジネス

エヌビディアやソフト大手の決算、AI相場の次の試金

ワールド

焦点:「氷雪経済」の成功例追え、中国がサービス投資

ワールド

焦点:米中間選挙へ、民主党がキリスト教保守層にもア
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 2
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 3
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官が掲げる「新しいスパイの戦い方」
  • 4
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 7
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 8
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 4
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 7
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 8
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 9
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 10
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中