最新記事

爬虫類

ざわつくスタバの駐車場、車の周りに人だかり 出てきたまさかのニシキヘビ

2023年3月2日(木)19時55分
若道いつき
ニシキヘビ

(写真はイメージです) rai-iStock

<駐車していた自分の車の周りに人だかり。何の騒ぎかと思ったら......>

先月フィリピンで撮影された衝撃的な映像がネット上で広く拡散され、話題となっている。

マニラ首都圏パラニャケの高級住宅街BFホームズにあるスターバックスで息子を待っていた男性は、駐車場で自分の車の周りに小さな人だかりができていることを警備員から知らされた。車の下にヘビがいると分かったときには、「こんな狭い隙間に入っているくらいだから、きっと小さなヘビに違いない」と思ったようだが、すぐにそうではないことが分かったという。

警備員やその場に居合わせた男性らによって引っ張り出されたのは、体長約2.5メートルのニシキヘビだった。

2月7日に地元メディア「Alabang Bulletin」のフェイスブックページ上に公開されたこの動画は、(2日の時点で)240万回超の再生数を記録。コメントも1000件以上寄せられた。

【動画】スタバの駐車場でしぶといニシキヘビを車から引っ張り出す男性たち

フィリピンには100種以上のヘビが生息している。今回見つかったニシキヘビがどの種かは不明だが、フィリピンで最もよく見られるのはアミメニシキヘビだ。

このヘビは世界でも最大級で、最長で体長10メートル近い個体も記録されている。商業用のヘビ皮のために広く狩猟されているにもかかわらず、東南アジア全域で安定した個体数を維持しており、国際自然保護連合(IUCN)はアミメニシキヘビを絶滅危惧動物のリストで「低懸念(LC)」に分類している。

毒はなく人間を襲うことは稀だが、人が食べられたケースも多数報告されている。2018年には、インドネシアの女性が体長約7メートルのアミメニシキヘビに丸呑みされる事件が発生した。

20240730issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年7月30日号(7月23日発売)は「トランプ暗殺未遂」特集。前アメリカ大統領をかすめた銃弾が11月の大統領選挙と次の世界秩序に与えた衝撃

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:トランプ氏なら強制送還急拡大か、AI技術

ビジネス

アングル:ノンアル市場で「金メダル」、コロナビール

ビジネス

為替に関する既存のコミットメントを再確認=G20で

ビジネス

米国株式市場=上昇、大型ハイテク株に買い戻し 利下
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ暗殺未遂
特集:トランプ暗殺未遂
2024年7月30日号(7/23発売)

前アメリカ大統領をかすめた銃弾が11月の大統領選挙と次の世界秩序に与えた衝撃

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「習慣化の鬼」の朝日新聞記者が独学を続けられる理由【勉強法】
  • 2
    BTS・BLACKPINK不在でK-POPは冬の時代へ? アルバム販売が失速、株価半落の大手事務所も
  • 3
    【夏休み】お金を使わないのに、時間をつぶせる! 子どもの楽しい遊びアイデア5選
  • 4
    キャサリン妃の「目が泳ぐ」...ジル・バイデン大統領…
  • 5
    地球上の点で発生したCO2が、束になり成長して気象に…
  • 6
    カマラ・ハリスがトランプにとって手ごわい敵である5…
  • 7
    トランプ再選で円高は進むか?
  • 8
    拡散中のハリス副大統領「ぎこちないスピーチ映像」…
  • 9
    中国の「オーバーツーリズム」は桁違い...「万里の長…
  • 10
    「轟く爆音」と立ち上る黒煙...ロシア大規模製油所に…
  • 1
    正式指名されたトランプでも...カメラが捉えた妻メラニアにキス「避けられる」瞬間 直前には手を取り合う姿も
  • 2
    すぐ消えると思ってた...「遊び」で子供にタトゥーを入れてしまった母親の後悔 「息子は毎晩お風呂で...」
  • 3
    月に置き去りにされた数千匹の最強生物「クマムシ」、今も生きている可能性
  • 4
    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…
  • 5
    「習慣化の鬼」の朝日新聞記者が独学を続けられる理…
  • 6
    【夏休み】お金を使わないのに、時間をつぶせる! 子…
  • 7
    ブータン国王一家のモンゴル休暇が「私服姿で珍しい…
  • 8
    「失った戦車は3000台超」ロシアの戦車枯渇、旧ソ連…
  • 9
    「宇宙で最もひどい場所」はここ
  • 10
    ウクライナ南部ヘルソン、「ロシア軍陣地」を襲った…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    ウクライナ南部ヘルソン、「ロシア軍陣地」を襲った猛烈な「森林火災」の炎...逃げ惑う兵士たちの映像
  • 3
    ウクライナ水上ドローン、ロシア国内の「黒海艦隊」基地に突撃...猛烈な「迎撃」受ける緊迫「海戦」映像
  • 4
    ブータン国王一家のモンゴル休暇が「私服姿で珍しい…
  • 5
    正式指名されたトランプでも...カメラが捉えた妻メラ…
  • 6
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 7
    すぐ消えると思ってた...「遊び」で子供にタトゥーを…
  • 8
    月に置き去りにされた数千匹の最強生物「クマムシ」…
  • 9
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「…
  • 10
    「どちらが王妃?」...カミラ王妃の妹が「そっくり過…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中