「業界内では、人気者ではない」過激な動物愛護運動に燃える、映画『ベイブ』のおじさんが問い続ける理由
Happy to Be Offensive
そこで彼は制作陣に掛け合った。「『こんな役はできない。(良識を示す)声になりたい』と伝えた。制作陣は分かってくれたよ。おかげでユーアンは、(弟のなりふり構わぬ経営に対する)道義的な怒りを代弁する存在になった」
このドラマは、実在のメディア王ルパート・マードックとその一家をモデルにしているといわれる。
「マードックと同じように、ローガンのテレビ戦略は有害で危険で、社会を分断する。だから『そんなことはやめるべきだ』と批判する人物を登場させたかった。テレビは真実を伝えなくてはいけないと言う人物だ」
制作陣が自分のアイデアを採用してくれたことに、「とてつもなく感謝している」と、クロムウェルは言う。「素晴らしいドラマになった。何より幸運なのは、その『ノー』を突き付ける人物を私が演じられたことだ」