親子上場、大いに促進すべき＝孫ソフトバンクＧ会長

通信会社ソフトバンクの親会社、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は２６日、ソフトバンクの株主総会で親子上場に関して「大いに促進すべきだ」との考えを示した。写真は２０２３年１０月、都内で撮影（２０２５年　ロイター/Francis Tang

［東京　２６日　ロイター］ - 通信会社ソフトバンクの親会社、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は２６日、ソフトバンクの株主総会で親子上場に関して「大いに促進すべきだ」との考えを示した。

株主から親子上場に関する認識を問われた孫氏は「一つ一つの会社を親が意思決定権を握りしめて中央からコントロールするのはなかなか難しい」としたうえで「それぞれの子が上場という形をとり、常に経営の内容を公開し、批判を浴びるという立場に立つことが成長をより加速する」と指摘。「年月がたてばこのような思想が本当にグループ会社の経営に最も有益であるということが多くの人々に理解される時期がやってくる。親子上場反対ではなくて大いに促進すべきだと心の底から強く思っている」と語った。

トランプ米大統領についても問われ、何度か会った印象として「心の底からアメリカにとって良きことは何かということを真剣に考えながら行動しているということは間違いない」と指摘。「言動は激しいところはあるが、実は非常に平和を望んでるということも私は強く感じている」と語った。

「世界で最大の国のしかも大統領だから、多くの国の人々の命だとか経済だとか、様々なことが関わっている。ぜひぜひ立派な歴史に名を残す大統領になってもらいたいと心から思っている。また、そうなれると信じている」とも話した。