英国のキャサリン妃とカミラ王妃が、鮮やかな色彩の装いでそろって登場した。

10月20日、英国を公式訪問したオマーンのハイサム・ビン・ターリク国王を歓迎する式典が、ウィンザー城で開かれた。

チャールズ国王、ウィリアム皇太子とともに国賓を迎えた2人の王妃。その装いで目を引いたのは、キャサリン妃の深緑とカミラ王妃の鮮やかな赤という、対照的な色使いだった。

キャサリン妃が選んだのは、英国のファッションブランド「アレキサンダー・マックイーン」の深緑のコートドレス。サラ・バートンがデザインしたもので、同系色の帽子を合わせ、落ち着いた印象にまとめた。

一方、カミラ王妃は英国人デザイナー、フィオナ・クレアによる赤いコートとドレスを着用。フィリップ・トレーシーの帽子に、ルビーとダイヤモンドをあしらった花形のブローチを合わせた。

実は、この赤と緑は、いずれもオマーンの国旗に使われている色だ。

王室の公式行事では、訪問国の国旗や文化にちなんだ色を衣装に取り入れることがある。今回の2人の装いも、オマーンへの敬意を表す「ファッション外交」として注目された。

さらにキャサリン妃の胸元には、歴史的なジュエリーが輝いていた。

身に着けていたのは「プリンセス・オブ・ウェールズ・フェザーズ・ブローチ」。1863年、後に英国王妃となるアレクサンドラ王女に結婚祝いとして贈られた宝飾品で、ダイアナ元妃も着用していたことで知られる。

歴代の皇太子妃に受け継がれてきたブローチを選んだことも、今回の装いに特別な意味を添えた。

英国王室の公式Instagramでは、2人が並んで言葉を交わす様子など、歓迎式典の写真が公開されている。

オマーン国王による英国への公式訪問は44年ぶり。歓迎式典では騎馬隊による行進や儀仗兵の閲兵など、伝統的な儀式が行われた。

華やかな衣装と歴史あるジュエリー。2人の装いは、英国王室ならではの格式と、外交におけるファッションの役割を印象づけるものとなった。

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