最後には土に返り、ソールからリンゴの木が育つ「スニーカー」はいかが？

とはいえ、生分解は環境に左右される。乾いたアリゾナの砂漠に埋めても、ジョニーは土に返らないだろう。

1年前に発売を開始するはずが、コロナ禍のあおりで契約していた工場での生産が頓挫した。プロジェクトが再び軌道に乗ったのは、中国で働く友人が手を差し伸べてくれたおかげだ。

ジョニーはブラックとホワイトの2色。今は大人用だけだが、キッズサイズも作りたい。クラウドファンディングサイトのキックスターターで資金調達に成功すれば、支援者の元には22年の夏に届く。

僕にとって最大の目標は業界を変えること。多くの個人がリサイクルやリユースに取り組んでいるが、インパクトの強い変化を起こすには業界を揺さぶる必要がある。

情熱を持ち続ければ、きっと結果は付いてくる。物事はよりよい形に変えられるということを証明するのが、僕の本当の目標だ。