最新記事

感染症対策

米、デルタ株の感染拡大続く NYなど一部の州はワクチン義務化

2021年8月3日(火)09時20分
米ニューヨーク州のクオモ知事

8月2日、米ニューヨーク州のクオモ知事は、ニューヨーク・ニュージャージー港湾局とメトロポリタン交通局の職員に対し来月から新型コロナウイルスワクチン接種または毎週の検査を義務付けると発表した。写真は5月27日、記者会見するクオモ知事(2021年 ロイター/Mark Lennihan)

[2日 ロイター] - 米国で新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大が続く中、米ニューヨーク州のクオモ知事は2日、事業者に対しワクチン接種を受けていない顧客を拒否するよう呼び掛けた。

クオモ知事はニュージャージー州のマーフィー知事と共に、ニューヨーク・ニュージャージー港湾局とメトロポリタン交通局の職員に対し来月から新型コロナウイルスワクチン接種または毎週の検査を義務付けると発表。民間企業に対しワクチン接種を義務付けるよう要請したほか、感染者数が減少しない場合には介護施設の職員や教師、医療従事者にもワクチン接種の義務付けを検討すべきとした。

このほか、デンバー市長は1万1000人を超える市職員に対しワクチン接種を義務付けると発表。感染拡大に歯止めがかからない中、ルイジアナ州が州全体で屋内でのマスク着用を再度義務付けるなど、これまでに緩和された措置を再導入する動きが広がっている。

NY州のクオモ知事は記者会見で「ワクチン接種を受けていない場合、デルタ変異株への感染を心配する必要がある」と指摘。バーやレストランのほか、民間事業者に対し、全ての顧客にワクチン接種済みであることを求めるよう呼び掛けた。ただ義務化はしなかった。

NJ州のマーフィー知事は、州のヘルスケア関連職員のほか、刑務所の職員は9月7日までにワクチンの接種を済ませるか、2週間に1回の新型コロナ検査を受ける必要があると表明。「ワクチン接種はパンデミック(世界的大流行)を終わらせる最も確実な方法だ」と述べた。

こうした動きに反し、マスク着用とワクチン接種の義務化に知事が消極的なフロリダ州では、感染状況が悪化。厚生省の統計によると、全国で新型コロナ感染で入院している患者のうち約4分の1がフロリダ州の患者になっている。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米国防総省、重要鉱物の国内供給強化へ提案要請 イラ

ワールド

世界株に調整リスク、弱気相場の可能性は限定的=ゴー

ワールド

カタールがLNG輸出で「不可抗力宣言」、通常生産再

ワールド

イラン製無人機への防衛で米などが支援要請=ゼレンス
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 6
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 10
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中