最新記事

東京五輪

サッカー南ア代表21人が濃厚接触 増加する五輪関係者のコロナ感染まとめ

2021年7月19日(月)18時19分
東京・お台場海浜公園の五輪モニュメント

東京五輪に参加する各国の代表団や運営スタッフが来日するのに伴い、新型コロナウイルスに感染する大会関係者が増えている。日本政府は厳重な水際対策を取っているとし、大会組織委員会なども行動規則を定めているが、国内の複数の合宿先、さらに東京・晴海の選手村でも陽性者が確認された。写真は東京・お台場海浜公園で4月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

東京五輪に参加する各国の代表団や運営スタッフが来日するのに伴い、新型コロナウイルスに感染する大会関係者が増えている。日本政府は厳重な水際対策を取っているとし、大会組織委員会なども行動規則を定めているが、国内の複数の合宿先、さらに東京・晴海の選手村でも陽性者が確認された。

これまで判明している選手など大会関係者の感染状況は以下の通り。

●7月19日
チェコのオリンピック委員会によると、選手村に滞在する男子ビーチバレーの同国代表オンドレイ・ペルシッチ選手が検査で陽性になった。26日の試合に出場予定だった。

大会組織委によると、この日は3人の五輪関係者の陽性が確認された。うち2人は海外から来日した大会関係者とメディア関係者で、14日間の検疫期間中だった。もう1人は組織委のスタッフ。

●7月18日
南アフリカのサッカー協会によると、男子の南ア代表チームの選手2人とスタッフ1人が感染。21人が濃厚接触者と判断された。代表チームはすでに東京に滞在しており、22日に日本代表と対戦する。

大会組織委によると、この日は南アの3人を含め五輪関係者計10人の感染が確認された。

●7月17日
東京・晴海の選手村に滞在する五輪関係者の陽性が初めて確認。大会組織委は詳細を明らかにしていないが、選手ではないという。この日は五輪関係者計15人の感染が確認された。

●7月16日
豪オリンピック委員会によると、男子テニスのオーストラリア代表、アレックス・デミノー選手が来日前に陽性判明。

組織委によると、来日後14日間の検疫期間中だった大会関係者1人が陽性。組織委の関係者3人も陽性が確認された。

●7月15日
女子7人制ラグビーのケニア代表チームの選手8人が濃厚接触者と判断される。日本へ向かう飛行機の同乗者が陽性。

男子バスケットボール米国代表ブラッドリー・ビール選手が、東京五輪に不参加。コロナの安全プロトコールに入ったため。

来日後14日間の検疫期間中だった選手が陽性。大会関係者1人、さらに大会組織委員会のスタッフ4人が感染。

●7月14日
ロシア通信によると、同国女子ラグビー選手団のスタッフ1人が陽性となり、チームメンバーが2日間隔離。合宿地の福岡県宗像市によると、1人が入院したが、他のメンバーは濃厚接触者に当たらないと判断された。

難民選手団の1人が陽性。カタールのドーハで判明し、選手団は来日を遅らせた。

7人制ラグビーの南アフリカ代表21人が、濃厚接触者と判断され全員隔離。日本に向かう機内の同乗者が陽性となったため。

●7月4日
ボート競技のセルビア選手団の1人が陽性。到着した東京の羽田空港の検査で判明した。残りの4人は濃厚接触として隔離された。

●6月23日
大阪府泉佐野市で合宿するウガンダ選手団のうち、選手1人が陽性。

●6月20日
千葉県の成田空港に到着したウガンダ選手団のうち、コーチ1人が検査で陽性となり隔離。残りのメンバーはバスで合宿地の大阪府泉佐野市へ。

*五輪組織委が感染者の国籍などを開示していないため、各国からの情報と重複するケースがあります。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・東京五輪迫るなか地方都市がコロナ最前線に バブル方式でも感染相次ぐ現実
・バッハ会長の頭には「チャイニーズ・ピープル」しかない
・7人制ラグビーなどフィジー代表チームが冷凍食品の貨物輸送機で日本へ


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

26年の米成長率予想2%に上振れ、雇用は低調に推移

ワールド

元FBI長官とNY司法長官に対する訴追、米地裁が無

ワールド

再送-トランプ氏、4月の訪中招待受入れ 習氏も国賓

ワールド

米・ウクライナ、和平案巡り進展 ゼレンスキー氏週内
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネディの孫」の出馬にSNS熱狂、「顔以外も完璧」との声
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後悔しない人生後半のマネープラン
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    「搭乗禁止にすべき」 後ろの席の乗客が行った「あり…
  • 8
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 9
    「イラつく」「飛び降りたくなる」遅延する飛行機、…
  • 10
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 3
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 4
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 5
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 9
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 10
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中