最新記事

イギリス

英首相ジョンソンと財務相が自主隔離へ 批判相次ぎ3時間で方針撤回

2021年7月19日(月)10時13分
英国のジョンソン首相(写真右)とスナク財務相(左)

英国のジョンソン首相(写真右)とスナク財務相(左)は、新型コロナウイルス感染者と接触したのを受け、自主隔離に入ることを表明した。ロンドンで4月代表撮影(2021年 ロイター)

英国のジョンソン首相とスナク財務相は18日、新型コロナウイルス感染者と接触したのを受け、自主隔離に入ることを表明した。当初は、政府の実験的な試みとして隔離せず職務を継続するとしていたが、批判が相次いだことから方針を撤回した。

ジャビド保健相が前日、新型コロナウイルスに感染したことを明らかにしていた。

イングランドでは19日、大半のコロナ関連規制が解除される。新型コロナワクチン接種の進展が背景にある。

しかし、感染者の1日当たりの増加数は連日で5万人を超えており、何十万人もの国民が濃厚接触者として10日間の自主隔離を強いられている。企業や子育て世帯に混乱が生じ、鉄道の運行停止や一部事業所の閉鎖を招いている。

政府が18日朝に、ジョンソン、スナク両氏がコロナ感染者と接触したが、実験的な試みの下で、隔離はせずに職務を続けると発表したのに対し、有権者や野党、企業経営者から批判が相次いだ。政府は発表から3時間も経たないうちに方針を撤回した。

ジョンソン氏は今月26日まで自主隔離する別荘からのビデオメッセージで「われわれが試験的なプログラムに参加する案を少し検討したが、全ての人が同じルールに従うほうがはるかに重要だ」と強調した。

19日からの制限緩和については「コロナが引き続きもたらしているリスクを踏まえ、適度の慎重さと他の人々を尊重する気持ちを持って次のステップに進んでほしい。何よりも、2回目のワクチン接種の必要性を指摘された場合は前に進み出て受けてほしい」と語った。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・誤って1日に2度ワクチンを打たれた男性が危篤状態に
・インド、新たな変異株「デルタプラス」確認 感染力さらに強く
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

次期FRB議長有力視のハセット氏、政権内で適性に疑

ワールド

米、英との技術協定を一時停止 英デジタル規制など懸

ビジネス

EUのガソリン車販売禁止撤回、業界の反応分かれる

ワールド

米、EUサービス企業への対抗措置警告 X制裁金受け
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を変えた校長は「教員免許なし」県庁職員
  • 4
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 5
    「住民が消えた...」LA国際空港に隠された「幽霊都市…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    【人手不足の真相】データが示す「女性・高齢者の労…
  • 8
    FRBパウエル議長が格差拡大に警鐘..米国で鮮明になる…
  • 9
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 8
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中