最新記事

新型コロナウイルス

グラフに表れる、イギリス・イスラエル・アメリカ大規模ワクチン接種の効果

2021年6月3日(木)06時35分
ニューズウィーク日本版編集部
ワクチン接種

イングランド北西部ブラックバーンのワクチン接種会場にて(5月19日) Jason Cairnduff-REUTERS

イギリスは昨年12月8日、アメリカは12月14日、イスラエルは12月20日。新型コロナウイルスのワクチン接種が開始された日付だ。

世界最速ペースで接種を進めたこれら3カ国では、その後、新規感染者数も死者数も顕著に下がり続けている(下のグラフ参照)。

なぜそれが可能になったか。

接種率(少なくとも1回接種)が56%を超えたイギリスと、その上を行く62%超のイスラエルは、いかにして世界を牽引する「ワクチン先行国」になったか。

最初のカギは、ワクチン調達の機敏性だ。

イギリスは昨年4月にワクチン戦略のタスクフォースを立ち上げ、昨年末までに大手製薬会社と契約を結んだ。イスラエルは全国民を網羅する医療データベースへのアクセス提供と引き換えに、大量のワクチンを確保した。

だがそれだけではない。詳細は本誌6月8日号「日本人が知らない ワクチン先行国の知恵」特集に譲るが、医療制度への信頼、ワクチン忌避派を呼び込む手段などがあった。

迅速・大規模なワクチン接種の効果は明白。これらの国では、レストランで食事をし、パブで酒を飲むといった通常の生活が少しずつ戻り始めている。

magSR20210603graph-1.pngmagSR20210603graph-2.png

NEWSWEEK JAPAN

(※ワクチン戦略の勝ち組に学べることは何か。ワクチンと免疫と副反応にはどんな関係があるか。あらゆるコロナウイルスに有効なユニバーサルワクチンとは何か。本誌6月8日号では、ワクチン先行国の知恵と戦略をリポートする)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン、制裁全面解除ならウラン濃縮度引き下げ検討=

ワールド

香港紙創業者に懲役20年、国安法裁判 国際社会は強

ワールド

仏中銀総裁、6月に前倒し退任 ECB理事会のハト派

ワールド

英首相、辞任要求にも続投示唆 任命問題で政権基盤揺
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 2
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...周囲を気にしない「迷惑行為」が撮影される
  • 3
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日本をどうしたいのか
  • 4
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    「二度と見せるな」と大炎上...女性の「密着レギンス…
  • 8
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本…
  • 9
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 10
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 7
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 8
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 9
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 10
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 7
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 8
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中