最新記事

パンデミック

感染対策優等生の台湾、コロナ感染が過去最多の16人 蔡英文総統も警戒呼び掛け

2021年5月13日(木)09時12分

台湾で12日に確認された新型コロナウイルス新規感染者数は16人となり、これまでで最多となった。マスク購入に詰めかける人々、台北で12日撮影。(2021年 ロイター/Ann Wang)

台湾で12日に確認された新型コロナウイルス新規感染者数は16人となり、これまでで最多となった。蔡英文総統は人々にパニックにならないよう、かつ警戒を保つよう呼び掛けた。

台湾は新型コロナの早期封じ込めに成功し、これまでに報告された感染者数はわずか1231人だった。

ただ、先月末以降に域内で新規感染者が発生して以来、市場は神経質となっている。

陳時中・衛生福利部長が警戒水準を「数日中」に引き上げる可能性があると述べたことで、台湾株式市場の加権指数は一時8%超下落したが、その後幾分下げを取り戻した。それでも終値は4.1%安と、2020年3月以来の大幅な下げを記録した。

衛生福利部長はその後、記者団に対し、政府は今のところ厳格な制限措置を導入しない方針だとし、「まだ警戒レベルを上げるつもりはない」と述べた。ただ同時に、マスクなどの在庫が豊富にあることに安心せず、「全員が警戒心を高めて適切に自分の身を守るべきだ」とした。

蔡英文総統は、人々にパニックにならないよう呼びかける一方、経済を好転させてきた成功体験を維持しつつ、警戒心を持ち続けるよう要請。

同総統は与党・民主進歩党(民進党)本部で「現時点では、状況はまだ厳しいものがある。警戒してガイドラインに従ってもらいたい。共にこの難局を克服できると信じている」と語った。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米資産運用会社ヌビーン、英シュローダー買収で合意 

ビジネス

ABインベブ、第4四半期決算は予想上回る 26年は

ワールド

非常戒厳時の韓国前行政相に禁固7年、内乱加担と偽証

ビジネス

インタビュー:日銀、早ければ3月利上げ 年3回も可
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 5
    一体なぜ? 中国でハリー・ポッターの「あの悪役」が…
  • 6
    あなたの隣に「軍事用ヒト型ロボット」が来る日
  • 7
    【独自取材】「氷上のシルクロード」を目指す中国、…
  • 8
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 9
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 10
    まさに「灯台下暗し」...九州大学の研究チームが「大…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中